Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 聖地マラカナンで本領発揮! フラメンゴ、負けられない試合を制す。
グループ5 第2節 フラメンゴ 3-1 ウニオン・マラカイーボ
コッパ・リベルタドーレスは、2月20〜22日に各地でグループリーグの試合が行われた。ブラジルはリオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた フラメンゴ×ウニオン・マラカイーボ は、フラメンゴが前半の3ゴールで快勝した。 試合は、序盤からフラメンゴのペース。相手陣内でボールをまわすとフリーキックやコーナーキックで何度か決定機を迎えた。すると16分、フラメンゴは味方の横パスをMFヘナットがミドルシュート。地を這うようなグラウンダーのシュートはGKアンヘルッチの手をかすめてフラメンゴが先制した。フラメンゴはその後もボールを支配すると、36分にDFレオナルド・モウラが右サイドをえぐってクロス。これをFWソウザが頭で合わせて 2-0 と突き放すと、前半ロスタイムには左サイドからのクロスにFWオビーナがダイビングヘッドで合わせて3点目。試合を決定づけた。 後半に入って多少ゲームは落ち着いたが、フラメンゴの優位は変わらず。劣勢のマラカイーボは後半ロスタイムにFWアリスメンディが一矢報いるも時すでに遅し。フラメンゴが今季のリベルタドーレス初勝利をマラカナンで飾った。 フラメンゴは、前節に謎のノーゴール判定などの不運もあって引き分けており、ホームでのこの試合は絶対に勝たなければならない試合だった。意欲みなぎる選手たちは序盤から飛ばして相手を圧倒。相手の倍以上のシュート数で何度もチャンスをつくった。マラカナンの空気に後押しされた感もあるが、いよいよ本領発揮といったところのフラメンゴ。次はクリチーバに乗り込んで好調パラナーとの同国対決が待っている。ネイ・フランコ率いる横縞のユニフォームの真価が問われる一戦となりそうだ。 一方ウニオン・マラカイーボは、前節ホームでパラナーに弄ばれたダメージが抜けず、攻撃にもリズムがなかった。アリスメンディのゴールも相手が勝利を確信して気を緩めたスキに奪っただけで、点差が切迫していれば1点をとれたか否かも疑わしい。南米大陸では珍しく、依然として野球が国民的スポーツのベネズエラ。他国に比べれば世間の関心が低いベネズエラサッカー界で気を張るウニオン・マラカイーボが、浮上のきっかけを見出すことはできるのか。
写真右上; 16分に先制ゴールを決めて「揺りかごダンス」を披露したMFヘナット ( フラメンゴ ) 。
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