Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 踊るパラナエンセ。猛暑マラカイーボで白星発進!
グループ5 第1節 ウニオン・マラカイーボ 2-4 パラナー
中南米の最強クラブを決める大会コッパ・リベルタドーレスは、2月13日に本戦のグループリーグが開幕。13〜15日にその第1節が行われた。ベネズエラはマラカイーボのエスターディオ・ホセ・パチェンチョ・ロメーロで行われた ウニオン・マラカイーボ×パラナー は、点の取り合いとなったがパラナーが前線の4人のゴールで勝利。予備戦の勢いを持続して白星スタートを切った。 試合の主導権は最後までパラナーにあった。パラナーは11分にMFジネウソンのシュートでチャンスをつくったが、マラカイーボは14分にFWホセ・アリスメンディ、19分にはMFダリオ・フィゲロアのシュートでゴールへの活路を見出していく。序盤多くのシュートを放ったのはマラカイーボだったが、先制したのは失点を免れたパラナー。39分に、FWジョジエウがDFアンドレ・ルイスのパスをゴールに沈めて先制した。ところが、食い下がるウニオン・マラカイーボは44分にFWホセ・アリスメンディがDFバジェンニージャのクロスに合わせて同点。前半は 1-1 で終了した。 試合が大きく動いたのは後半。54分にFWエンリーキが角度のないところからシュートを放つと、56分にMFジネウソンがFWエンリーキのクロスに右足で合わせて2点目をゲット。勢いそのままにその1分後にはFWエンリーキのゴールでパラナーがリードを2点に広げた。 ウニオン・マラカイーボは66分にFWクリスティアン・カセレスのゴールで1点差に詰め寄ったが、パラナーは相手の反撃の意欲を削ぎ落とすかのようにその2分後にMFジェルソンのゴールで再び突き放した。相手にリズムを与えなかったパラナーは30度を超える気温に負けず勝利した。 ウニオン・マラカイーボは、ベネズエラ国内では安定した強さを維持しているが、国際舞台ではもうひとつ冴えない。この試合でもパラナーの攻撃陣を止めきれず、大事な開幕戦を落とした。選手はそれなりに揃ってはいるが、ここから巻き返せるかどうかには疑問が残る。 一方パラナーは、真夏の敵地で躍動。とりわけ攻撃では相手のスペースを突く巧みな攻撃を繰り返して4ゴールをマークした。怖いもの知らずか、彼らは臆せずピッチで躍動した。1989年 ( 平成元年 ) 創立と歴史の浅いクラブが臨んだリベルタドーレス初挑戦の初戦を快勝で飾ったことで、さらに勢いに乗れる可能性もある。今後のパラナーには期待が持てる。
写真右上; 39分に先制ゴールを決めて喜ぶFWジョジエウ ( パラナー / 19番 ) 。
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