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Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜

ホドリーゴ・タバタにボタフォゴがオファー

 日本人の祖父をもつ日系三世のホドリーゴ・タバタに、ボタフォゴからオファーが届いていたことがわかった。

 現在25歳のホドリーゴ・タバタは、パスセンスに優れるだけでなく得点力も兼ね備えた選手で、司令塔と前線のどちらもこなせる選手。170cmと恵まれた体格ではないが、その分スピードに優れる。キックの精度の高さはブラジルでも有数で、チームではしばしばフリーキックを任されている。2004年、2005年とゴイアスで活躍すると、昨年には名門サントスへと移籍。サントスでもすぐにレギュラーの座を確保して第一線で活躍してきた。

 ところが、その年の8月に元ブラジル代表のMFゼ・ホベルト ( 元バイエルン・ミュンヘン ) が加入すると、ポジションのかぶるタバタの出場機会は日に日に減っていき、今季はすっかり控えに"格落ち"してしまった。
 高いポテンシャルを持ちながらベンチを温めているタバタに目をつけたのが、ボタフォゴだった。今季FWドドー ( 元大分トリニータ ) の引き戻しに成功したボタフォゴは、さらなる攻撃力アップを目指しており、2列目に決定的な仕事のできる選手を探していた。ボタフォゴにとって、ホドリーゴ・タバタはどうしても欲しい選手なのであった。

 ボタフォゴのオファーをもらったホドリーゴ・タバタは取材陣に対して次のようなコメントを残している。
「ぼくのことを高く評価してくれたボタフォゴにはすごく感謝してるし、オファーをもらえるのは選手としてすごく光栄なことだと思う。でも今季サントスはリベルタドーレスに出場するでしょ? ぼくは昔からずっとリベルタドーレスに出たいって思ってたんだ。今年はまたとないチャンスだし、今のぼくにとってはリベルタドーレスで戦いたい気持ちが強いんだ。そう、優勝して日本に行きたい」

 そのタバタは予備戦の2試合でともに途中出場と、スタメンでのリベルタドーレス出場はまだない。当面の目標はリベルタドーレスでのスタメン出場とゴールを決めることだそうだ。

2007年2月3日
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