CBF ( ブラジルサッカー連盟 ) が5日、2008年の北京オリンピックに出場するブラジル五輪代表の監督候補にアベウ・ブラーガ ( 現インテルナシオナウ監督 ) の名前を挙げているとの報道がなされた。

　CBF にはブラジルＡ代表のドゥンガ監督に五輪代表の指揮も執ってもらう構想もあるが、ドゥンガで固定してしまうのではなく柔軟な監督選びを望む内外からの声に呼応して今回の案が浮上したとの憶測も飛び交っている。

　アベウ・ブラーガは現在インテルナシオナウで監督を務めており、現実的に五輪代表の監督まで務めるだけの余裕はないとみるのが妥当なところ。アベウ・ブラーガは昨年インテルナシオナウをブラジル全国選手権２位に、コッパ・リベルタドーレスでは優勝へと導き、クラブＷ杯でもチームを優勝に導いたことで監督としての評価は右肩上がり。CBF が同氏を候補に挙げるのも無理はない。

　インテルナシオナウのジャウマ・ピント代理人は、この件に関して「 CBF からの公式的なオファーはない」と断言したが、その一方では「アベウは若手選手の心をつかむのに長けているから、五輪代表の監督は適任かもしれない」と含みももたせた。