Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜 不覚… サントス、聖地ビラ・ベウミーロで今季初黒星。
第9節 サントス 0-2 サン・ベント
サンパウロ州選手権は2月17〜18日に第9節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×サン・ベント は、サン・ベントが2点を奪って勝利をおさめた。今季いまだ負け知らずだったサントスは、格下相手に今季初黒星を喫してしまった。 試合は、開始1分にFWホベルト・サントスのシュートでサン・ベントがチャンスをつくって流れをつかむと、サントスは後手を踏んでしまい冴えないプレイに終始した。前半はゴールが生まれず、0-0 で終了した。 後半も試合は拮抗。互いにゴールを奪えず、0-0 のまま時間だけが過ぎていった。ルシェンブルゴ監督は2トップを総入れ替えして局面の打開を図ったが、功を奏することはなく、64分にはMFホドリーゴ・タバタを投入して 4-4-2 から 3-5-2 に変更したが、これもまた試合の流れをつかむには至らなかった。決定機をものにできないサントスに対して、均衡を破ったのはサン・ベント。88分にMFロウレンソの左からのクロスにFWホベルト・サントスが頭で合わせて先制すると、後半ロスタイムにはゴール前に飛びだしたFWセルジオ・ジュニオールのシュートでダメ押し。足下をすくわれたサントスの今季初黒星は、ビラ・ベウミーロで生まれた。 今季を無敗で切り抜けてきたサントスは、この日も勝って首位独走の状態を維持しておきたかったが、不覚にも下位サン・ベントにまさかの黒星を喫し、相手の降格争い脱出に一役買う形になってしまった。リベルタドーレスとの並行日程の中、決して楽な戦いはできないサントス。首位の座は守ったが、主力を惜しみなく投じて敗れたダメージが後々に引きずる可能性も決してなくはない。 写真; 動きは悪くなかったが、相手の厳しいマークに苦しんだMFゼ・ホベルト ( サントス / 右 ) 。
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