Campeonato Paulista 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 2位確定の機会をみすみす逃した Sugar Boy。ボタフォゴ無念の逆転負け。
前期グアナバーラ杯 第5節 ボアビスタ 3-2 ボタフォゴ
リオ・デ・ジャネイロ州選手権は2月17〜18日に前期グアナバーラ杯の第5節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・エウシ・ヘゼンジ・ジ・メンドンサで行われた ボアビスタ×ボタフォゴ は、下馬評有利のボタフォゴが後半の2失点で逆転負け。勝てば2位以内が確定したはずのボタフォゴだったが、前期グアナバーラ杯敗退が決定した。 試合は、ボタフォゴが開始4分にセットプレイを得ると、DFシャビエルのキックにDFジュニーニョが頭で合わせて先制。ところがその2分後にMFチアギーニョがDFパウロ・ホドリゲスからのパスをゴールに押し込み、ボアビスタがすかさず同点に追いついた。序盤いきなり動いた試合は、その後少し落ち着くが準決勝進出のためにどうしても勝利が欲しいボタフォゴは38分、FWドドー ( 元大分トリニータ ) がフリーキックを直接決めてリードを奪った。 だが、後半になると試合の流れは一変。すでに敗退が決まり守るものもないボアビスタが、ホームでの最終節で最後の意地を見せた。58分に訪れたセットプレイでボールをクリアする際GKマシュとDFアスプリージャが接触。DFパウロ・ホドリゲスのフリーキックがそのままゴールに吸い込まれて同点に追いついたボアビスタは、76分には味方のスルーパスに反応したFWファービオ・サントスが、相手2人の間をすり抜けてペナルティエリアに侵入。体勢を崩しかけながら落ち着いてゴール右隅にボールを流し込んで逆転に成功した。結局これが決勝点となり、ボアビスタが逆転勝利をおさめた。 前節終了時で2位だったボタフォゴは、この最終節で勝てば2位以内が確定。相手はすでに敗退の決まっている4位ボアビスタで、勝利はほぼ確定的だと誰もが思っていた。その甘い考えは選手たちにも少なからずあったのかもしれない。後半途中までリードしながら攻守ともに甘さを露呈し、悔しい逆転負けを喫したボタフォゴ。同クラブのベベット・ジ・フレイタス会長が「屈辱的な出来事だ」と呆れるのも致し方ない。 写真右上; DFバウジソンのチャージを受けるFWジョルジ・エンリーキ ( ボタフォゴ / 左 ) 。
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