Campeonato Carioca 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 ホマーリオがハットトリック! 準決勝進出に向けて大きく前進。
前期グアナバーラ杯 第4節 バスコ・ダ・ガマ 6-1 ボウタ・ヘドンダ
リオ・デ・ジャネイロ州選手権は2月10〜11日に前期グアナバーラ杯の第4節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われた バスコ・ダ・ガマ×ボウタ・ヘドンダ は、FWホマーリオ ( 元ブラジル代表 ) のハットトリックなどで6点を叩きだしたバスコが大勝。勝ち点を9として準決勝進出にまた一歩近づいた。 試合は一方的に攻めたバスコが主導権を握り、21分にFWレアンドロ・アマラウがドリブルで相手を置き去りにするとGKラザーロもかわして無人のゴールにシュートを決めて先制。1-0 で迎えた後半は、完全にバスコのワンサイドゲームになった。50分に右サイドに流れたMFアベージが中央にクロスをあげると、そこにFWレアンドロ・アマラウが飛びこみ2点目。そして62分には好調のアルゼンチン人MFダリオ・コンカが右サイドを崩すと、FWアンドレ・ジーアスのボレーシュートをお膳立てするクロスでチームに3点目をもたらした。 3-0 。勝負はこの時点ですでに決まっていた。 だが、この試合のクライマックスはここからだった。ヘナット・ガウーショ監督の指示で66分にピッチに現れたFWホマーリオは、41歳とは思えない動きで相手を翻弄。69分にFWレアンドロ・アマラウのクロスに頭で合わせてゴール左隅にボールを運ぶと、76分にはFWレアンドロ・アマラウとのワンツーからゴール前に飛びだして右足ボレーで2点目をゲット。締めは79分。右サイドからのクロスに頭で合わせ、芝に叩きつける基本に忠実なヘディングでゴールネットを揺らしてハットトリックを達成した。ボウタ・ヘドンダは77分に1点を返すのが精一杯だった。 バスコ・ダ・ガマにとっては、終わってみれば楽な試合であった。ハットトリックを決めたFWホマーリオもさることながら、バスコのワンサイドゲームを演出したのはMFダリオ・コンカとFWレアンドロ・アマラウの2人だった。前者はベンチに退く後半途中まで中盤を制圧してゲームをつくり、後者は2ゴール2アシストと大活躍。及第点以上の仕事をしてみせた。 また先述のホマーリオはハットトリックを決めた後も積極的に前線に絡み、87分には左サイドからゴール前に侵入。あわや4点目という場面も演出してサポーターを楽しませた。公式記録か否かの議論は絶えないが、これでホマーリオの現役通算ゴール数は990。目標の1,000ゴールに向けてカウントダウンに入った。 この勝利でバスコ・ダ・ガマは勝ち点9の2位。次節は引き分け以上で準決勝進出が決まる。
写真右上; バスコ復帰2戦目で見事ハットトリックを達成したFWホマーリオ ( バスコ・ダ・ガマ / 左 ) 。
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