Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 ゴールで彩る夏祭り。サントス、大量得点で予備戦突破!
予備戦 2nd.Leg サントス 5-0 ブローミン
コッパ・リベルタドーレスは、2月6〜8日に予備戦の 2nd.Leg が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×ブローミン は、一方的に攻め続けたサントスが大勝。2試合合計 6-0 でグループリーグ進出を決めた。 試合は、サントスのワンサイドゲームであった。開始早々の2分、DFペドロが前線にフィードしたボールにFWマルコス・アウレーリオが反応し、飛び出したGKサラーサルに倒されてPKを得たサントスは、それをMFクレーベル・サンターナが決めていきなり先制。サントスは13分にもFWマルコス・アウレーリオがクロスバーを直撃する惜しいシュートなどで攻撃のリズムをつくっていった。すると28分にはDFハウレーギがペナルティエリアでFWホドリーゴ・チウイを倒して再びサントスがPKを獲得。クレーベル・サンターナが再び決めて 2-0 とすると、37分には右サイドに流れたMFゼ・ホベルトのパスを受けたFWマルコス・アウレーリオが、逆サイドでフリーになっていたFWホドリーゴ・チウイへパス。ホドリーゴ・チウイは難なくゴールを決めて、サントスは前半だけで 3-0 と大きくリードした。 後半もサントスの勢いは止まらず、76分にはカウンターからMFホドリーゴ・タバタが前線にパスを供給すると、FWマルコス・アウレーリオがドリブルで前進。ファーサイドを狙った鋭いシュートでゴール左隅に沈めて4点目を奪った。なおも攻め続けたサントスは、80分に左からのクロスをGKサラーサルがパンチングで跳ね返したが、セカンドボールをFWホドリーゴ・チウイが拾ってシュート。これがなんとゴール前で立っていたMFホドリーゴ・タバタの股間に当たって軌道が変わり、GKサラーサルの逆をつく5点目のゴールを誘発した。 サポーターは騒ぎまくり、FWホドリーゴ・チウイは自身の2点目に笑みをもらしたが、ボールが股間に命中してその場にうずくまったMFホドリーゴ・タバタは、喜びの輪の中に入れなかった。 現在真夏の南半球。ビラ・ベウミーロで、サンチスタ ( サントスのサポーター ) はお祭り気分を満喫した。序盤から前のめりに攻めたサントスはPKで点を重ねると、その後は余裕をもって試合を運んだ。スタンドのサポーターは発煙筒を炊いては歌って踊って大騒ぎ。カーニバルさながらの盛大なお祭りでもしているかのようだった。彼らの熱狂的な大声援はピッチをも支配し、それはブローミンの選手たちを萎縮させるほどの迫力をも有していた。 この結果予備戦を突破したサントスは、グループリーグではグループ8に参入。ヒムナシア・ラ・プラータ、デフェンソール・スポルティン、デポルティーボ・パストといった強敵との対戦が待っているが、好調を維持できている今のサントスならグループリーグ突破も堅いか。
写真右上; DFクレーベル ( 右 ) の肩を抱いて喜ぶFWホドリーゴ・チウイ。
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