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Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン１部リーグ〜 ボカ、パレルモのスーパーロングシュートで劇的なフィニッシュ！
後期 第３節 インデペンディエンテ 1-3 ボカ・ジュニオールス
アルゼンチン１部リーグは、2月23〜25日に後期リーグの第３節が行われた。ブエノスアイレスはアベジャネーダ地区のエスターディオ・プテ・ペロンで行われた インデペンディエンテ×ボカ・ジュニオールス は、後半ロスタイムにFWパレルモが約60mの長距離弾を見事に決め、ボカが爽快に勝利した。 試合は、セットプレイや素早い攻撃でインデペンディエンテが立ち上がりにチャンスメイク。しかしボカも7分にMFネリ・カルドーソのシュートで反撃を始めると、相手に傾きかけた流れを引き戻した。その後23分にMFアルメンテーロスのゴールでインデペンディエンテが先制に成功したが、ボカは43分にMFネリ・カルドーソが得意の左サイドからゴールを決めて同点。するとその１分後にはMFリケルメのスルーパスにFWパラッシオが絶妙なタイミングで最終ラインの裏に抜け出してシュート。飛び出したGKウスターリの脇をすり抜けてゴールに吸い込まれ、ボカのリードでハーフタイムを迎えた。 後半、試合は中盤でのボールの奪い合いが続き一時膠着状態に。そんな中、同点を狙うインデペンディエンテは複数の決定機をつくり、相手を脅かした。緊迫した空気を一瞬で吹き飛ばしたのはボカのFWパレルモだった。後半ロスタイムも３分を過ぎようとしたそのとき、MFロドリーゴ・ディアスのパスをインターセプトしたFWパレルモは、ドリブルを仕掛けるかと思いきや、センターラインのあたりで急に左足を振り抜いた。上空高く舞い上がったボールは瞬く間に相手ゴールに迫り、飛び出していたGKウスターリの頭上も優に超えてゴールマウスに吸い込まれた。約60mはあろうかという距離からの見事なゴールだった。 1996年にかのベッカムがマンチェスター・ユナイテッド時代に決めた超ロングシュート ( 96-97プレミアリーグ開幕戦 ) と肩を並べるほど、見た人の度肝を抜くスーパーゴールで相手にトドメをさしたボカ。直後にタイムアップの笛が鳴り、ボカのイレブンは一目散に駆け寄ってパレルモを抱きしめた。ベンチからはすでに試合途中で退いていたMFリケルメも飛び出し笑顔でパレルモを抱擁。試合は劇的なフィニッシュを以て終了した。 インデペンディエンテは、ホームで何とも言い難い不愉快な負け方を喫してしまった。先制してからしばらくは良いリズムを保っていたが、ハーフタイム直前の逆転でそのリズムが狂い、前線を増やした後半も結果に結びつけることはできなかった。詰めかけたサポーターの落胆も半端ではない。 一方ボカは、まるで映画のように試合を劇的に締め、最高の形で勝利をつかみとった。相変わらず好調なネリ・カルドーソやパラッシオも積極的な攻めでチームに貢献してはいたが、"おいしいところ"は全てパレルモがかっさらってしまった。試合後、パレルモは「ウスターリがかなり前に出ていたから迷わず思いきり蹴った。でもあんなに綺麗に入るなんて思わなかったから、自分でも驚いたよ。( ゴールが決まった直後は ) すごく興奮した」と照れながらコメントを残している。前節引き分けていただけに、この勝利は大きいに違いない。 写真； 試合終了直前にセンターラインからスーパーゴールを決めて喜びを爆発させるFWマルティン・パレルモ ( ボカ・ジュニオールス ) 。
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