Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 取材陣が殺到した凱旋試合。リケルメの一挙手一投足にシャッターの嵐。
後期 第2節 ボカ・ジュニオールス 1-1 ロサーリオ・セントラル
アルゼンチン1部リーグは、2月16〜18日に後期リーグの第2節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×ロサーリオ・セントラル は、互角の攻防の末 1-1 の引き分けで幕を閉じた。だが、この試合で最も注目を集めたのは、試合結果でなく約4年半ぶりに古巣のユニフォームを身につけた元アルゼンチン代表MFリケルメだった。 試合は、開始1分にMFネリ・カルドーソが右サイドから積極的にシュート。ホームでの後期初戦を迎えたボカは、積極的に相手ゴールに迫った。対するロサーリオ・セントラルも中盤で早いボール回しで反撃の機会をうかがった。前半多くのチャンスをつくったのはボカだったが、先制点はロサーリオ・セントラルがゲットした。39分、FWエミーリオ・ホセ・サラージャがゴール前に飛び出して角度のないところからシュートを決めた。 しかしロサーリオの1点リードで迎えた後半、ボカはFWロドリーゴ・パラシオが味方のシュートのこぼれ球を押し込んで55分に同点とすると、MFネリ・カルドーソやMFリケルメを起点にして攻撃に厚みをもたせた。だが決定的なシュートがGKアルバレスの正面に飛ぶなどでボカはゴールを割れず、ロサーリオもまた攻め手を欠いて2点目を決めることはできなかった。1-1 で引き分け、優勝を狙うボカにとっては悔いの残る引き分けとなった。 ボカ・ジュニオールスは、後期開幕前に期限付きで獲得したMFファン・ロマン・リケルメがスタメンで出場。4年半ぶりの10番にラ・ボンボネーラはおおいに盛り上がった。盛り上がったのはスタンドだけではなく、ピッチの脇に構えた報道陣も同じ。ボカは開幕連勝とはならなかったが、試合後はリケルメの周囲を赤いビブスを身につけた取材陣が取り囲み、手を振ってサポーターに応えるリケルメの一挙手一投足を一眼レフで追い続けた。まだチームにしっかりフィットしてはいないが、リケルメと周囲の連携が良くなればボカが快進撃を始める可能性は充分ある。 写真; 試合後大勢のカメラマンに囲まれながらスタンドに手を振るMFファン・ロマン・リケルメ ( ボカ・ジュニオールス ) 。
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