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Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

救世主はトゥッシオ。終了間際のゴールでリーベル辛勝。
後期 第1節 リーベル・プレート 1-0 ラヌース

 アルゼンチン1部リーグは、2月9日に2006-2007シーズンの後期リーグが開幕。2月9〜12日に後期リーグの第1節が行われた。ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×ラヌース は、後半ロスタイムにDFエドゥアルド・トゥッシオのシュートが決まり、リーベルが開幕戦を制した。

 試合は、混沌とした空気の中で進んだ。開始10分にセットプレイのチャンスを得たリーベルは、DFウーゴ・イバーラがゴール前にハイクロスを供給。飛び出したGKボッシオがファンブルしたボールをFWエルネスト・ファリアスがゴールに押し込んだが、オフサイドによってノーゴール。また、33分にはDFワルテル・リボネットがハンドを犯したが、主審はこの反則を見逃してリーベルにPKを与えなかった。0-0 でハーフタイムを迎えると、スタンドのリーベルプラテンセの中には審判団に対してブーイングする者もいた。
 後半、リーベルは猛攻を開始。人数を割いて相手陣内に攻め込み何度も決定機を演出した。しかし、シュートが思うように決まらず、時折ラヌースの反撃に手を灼いた。0-0 のまま時間が過ぎていった。だがスタンドのファンも選手たちも、最後まで勝利にこだわった。迎えた後半ロスタイム、右からのコーナーキックの際に両軍の選手たちがゴール前に集中すると、そこからこぼれたルーズボールをフリーになっていたDFトゥッシオが胸でトラップして右足を振り抜いた。ボールはファーサイドネットに吸い込まれてゴール。終盤の劇的なゴールでリーベルに勝ち点3がもたらされた。

 リーベル・プレートは、良い形で試合に入ったが相手寄りの笛を吹く主審の影響もあって、前半はシュート2本と決定機も少なかった。だが、後半はMFビクトール・サパータの投入を契機に攻撃が機能。気迫で相手を押し続けたことが値千金のゴールを呼び込んだのであろう。シーズンを占う上で重要な意味をもつ開幕戦。内容はともかく結果が大事であるだけに、クラブ関係者やサポーターはこの結果にほっとしたに違いない。

 一方ラヌースは、負けはしたものの、リーベルを相手に互角に戦えていた。昨年のコッパ・スダメリカーナ躍進の立役者、MFロドリーゴ・アルチュビにはシーズンオフに様々な移籍の噂が飛び交ったが、クラブ総出で残留をお願いされて彼はここに残った。結果は悔やまれるものになったが、決して悲観する内容ではなかった。気を取り直して次節に臨んでもらいたい。

 写真; 後半ロスタイムの劇的なゴール。DFエドゥアルド・トゥッシオに駆け寄って喜びを爆発させるリーベルの選手たち。


アルゼンチン1部リーグ 2006-2007 後期 第1節 (11/02/2007)
リーベル・プレート 1-0 ラヌース
ファン・パブロ・カッリーソ GK カルロス・ボッシオ
パウロ・フェラーリ
ダニーロ・ヘルロ
ネルソン・リバス
エドゥアルド・トゥッシオ
DF ロドルフォ・グライエブ
サンティアーゴ・オジョス
ワルテル・リボネット
マキシミリアーノ・ベラスケス
( ネルソン・ベニーテス )
ディエーゴ・ガルバン
( アウグスト・フェルナンデス )
レオナルド・ポンシオ
フェルナンド・ベジュッチ
ルーベンス・サンブエッサ
( ビクトール・サパータ )
MF マルコス・アギーレ
アグスティン・ペジェティエーリ
ロドリーゴ・アルチュビ
( エドゥアルド・レデスマ )
セバスティアン・レト
ラダーメル・ファルカオ・ガルシア
エルネスト・ファリアス
( マルコ・ルーベン )
FW ラウターロ・アコスタ
( ディエゴ・バレーリ )
ガストン・ファビアーニ
エドゥアルド・トゥッシオ 90 ゴール
ダニーロ・ヘルロ
レオナルド・ポンシオ
イエロー
カード
ワルテル・リボネット
ネルソン・ベニーテス
エドゥアルド・レデスマ
ダニエル・パサレラ 監督 ラモン・カブレーロ
主審; サウール・ラベルニ
スタジアム; エル・モニュメンタル ( ブエノスアイレス )
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