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Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

ボケンセが待ちわびた日、到来。ボカがリケルメの獲得に成功!
ボカ、期限付きでファン・ロマン・リケルメを獲得。

 「今日は(リケルメ凱旋の)記念すべき誕生日だ。おめでとう!」
 2月8日。アルゼンチンのスポーツ紙「Ole!」は、リケルメのボカ復帰をこのように表現した。

 マウリシオ・マクリの執念が実り、そしてボケンセが願い続けていた夢が叶った。元アルゼンチン代表のMFファン・ロマン・リケルメが、4年半ぶりに母国アルゼンチンリーグでプレイすることが確定。電撃的なこの移籍は、世界各国のメディアを慌てさせた。

 現在28歳のファン・ロマン・リケルメは、1978年6月にブエノスアイレスの貧困街で生まれ、少年時代をアルヘンティノス・ジュニオールスのカンテラでプレイ。1996年にボカに引き抜かれると、名将カルロス・ビアンチの就任によってボカの10番に抜擢された。ボカでは国内リーグ優勝を初めリベルタドーレス優勝など計9つのタイトルをもたらし、2002年にはバルセロナ ( スペイン ) に入団。そして昨年のW杯ではアルゼンチン代表の10番を任された。
 アルヘンティノスで育ち、ボカで大活躍。バルサ在籍の経歴も持ち、そして代表では10番を背負った… かの英雄ディエゴ・マラドーナとほぼ同じ経歴を持つ稀有な選手、それがリケルメである。

 そのリケルメは今季、ビジャレアルでマヌエル・ペジェグリーニ監督とウマが合わず、レギュラーの座を剥奪されると、クリスマス以後は出場機会すら与えられない状態が続いていた。世界各国のクラブは「宝の持ち腐れだ」としてビジャレアルにリケルメの獲得を打診。しかし、リケルメは「契約満了までビジャレアルにいる」と述べ、複数のオファーを断り続けた。ボカ復帰の噂も同様に否定したことから、リケルメのビジャレアル残留はほぼ確実だと誰もがそう思った。

 ところが、リケルメ本人が報道陣を前に改めて「ボカへの復帰はない」と断言した2月7日の深夜に事態は急展開を迎えた。ボカの「2007年6月末までの期限付き移籍」の案を拒んできたビジャレアル側が、突然ボカの提案を受諾。これを受けたボカがクラブの公式サイト上でリケルメ獲得を公表すると、Ole! ( アルゼンチン ) 、MARCA ( スペイン ) を筆頭に、ESPN ( アメリカ ) 、Gazeta Esportiva ( ブラジル ) と世界中のスポーツメディアがこぞってリケルメのボカ復帰を発信した。

 かくして、リケルメの獲得に成功したボカ・ジュニオールス。およそ20万ドル ( 日本円で約2億4千万円 ) を提示して交渉を成立させたボカのマウリシオ・マクリ会長は「クラブにとってもサポーターにとっても最高に幸せな出来事だ。大金を提示した甲斐があった」と満足げに語った。
 気をよくしたマクリ会長は、畳みかけるようにしてビジャレアル側に移籍期限の延長を提案。リケルメ本人も1年間の在籍を希望していることから、ボカはビジャレアルに2007年末までの期間延長を申し出たという。ビジャレアル側は期限の延長に関しては断固拒否の姿勢を貫いているが、この点に関する交渉は引き続き行われるとのこと。

 2002年のコッパ・リベルタドーレス決勝でオリンピア ( パラグアイ ) に敗れてから約4年半ボカを離れていたリケルメが、期間限定で再び古巣に凱旋する。まもなく始まる後期リーグにはもちろんコッパ・リベルタドーレスへの出場も確実。ボケンセにとって喜ばしい日々が訪れるであろうことは想像に難くない。

 写真右上; ボカの熱烈なオファーを受けて古巣への復帰を決めたMFファン・ロマン・リケルメ ( 元アルゼンチン代表 ) 。写真はボカ在籍時のもの。
 写真左下; 期限付きながらリケルメの獲得に成功し、笑顔をみせるマウリシオ・マクリ会長 ( ボカ ) 。

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