Sudamericano Sub-20 Paraguay 2007 〜 U-20 南米選手権 2007〜 未勝利のアルヘンティーナ覚醒! ゴール量産で3位に浮上。
グループB 第4節 アルゼンチン 6-0 ベネズエラ
U-20 南米選手権は1月14日にグループBの第4節が行われた。デル・エステのエスターディオ・アントーニオ・オドーネ・サルービで行われた アルゼンチン×ベネズエラ は、FWパブロ・モウチェのハットトリックなどで計6点を叩きだしたアルゼンチンが大勝。グループリーグ突破に望みをつないだ。 試合は、アルゼンチンのワンサイドゲームだった。序盤から攻勢に出たアルゼンチンは11分にFWパブロ・モウチェがMFマキシミリアーノ・モラーレスのラストパスに反応してゴールを決めると、モウチェは26分にもゴール。さらに43分にはMFマキシミリアーノ・モラーレスが個人技で切り崩してゴール。前半だけでアルゼンチンが3点のリードを得た。 後半も主導権はアルゼンチンが掌握。ボール支配率でも相手を圧倒すると、62分にFWパブロ・モウチェがこの日3点目のゴールを決めてハットトリックを達成。アルゼンチンは最後まで攻撃の手を緩めず、さらに2点を追加してベネズエラに格の違いを見せつけた。 アルゼンチンは初戦に引き分け、2戦目では逆転負けと未だ未勝利であった。アルゼンチン国内ではメッシやアグエロを望む声まで上がり、今回の U-20 代表に対する風当たりは厳しくなっていた。問題視されていたのは得点力不足だった。仮に負ければ3位以内の入着が難しくなるこのベネズエラ戦。負けられなかった試合で輝きを放ったのはFWパブロ・モウチェだった。1987年10月生まれの19歳。名門ボカに所属するデランテーロのハットトリックで、前節までの悪い流れを払拭した感もあるアルゼンチン。グループ最終節となる次のウルグアイ戦に弾みのつく勝利であった。 ベネズエラは今大会、初戦でウルグアイを下す大番狂わせを演じて脚光を浴びたが、その後は2連敗と勢いが感じられなくなっている。まだ3位以内に入る可能性は残されているものの、6失点の大敗を喫したこの試合のダメージを払拭できないようだと最終節のコロンビア戦も危うい。 写真; スタメン起用の期待に応えてハットトリックを達成したFWパブロ・モウチェ ( アルゼンチン / 中央 ) は、チームメイトから手荒い祝福を受ける。
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