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Sudamericano Sub-20 Paraguay 2007 〜 U-20 南米選手権 2007〜

グレーミオから来た勝利の使者。ルーカスの決勝弾でセレソン連勝。
グループA 第2節 ブラジル 2-1 ペルー

 U-20 南米選手権は1月9日にグループAの第2節が行われた。ペドロ・ファン・カバジェーロのエスターディオ・リオ・パラピーティで行われた ブラジル×ペルー は、MFルーカスが後半ロスタイムに値千金のゴールを決めてブラジルが勝利をおさめた。

 試合は、開始早々攻め込んだブラジルが先制。8分、MFレアンドロ・リーマのパスを受けたMFルーカスがシュートを突き刺した。リードを得たブラジルには余裕が出たが、追いかけるペルーは何度か相手ゴールに迫るも決定機をものに出来ず、苦しい展開を強いられた。しかし、ペルーはあきらめなかった。そして33分、FWカルロス・エリアスがGKムーリエウを引きつけて出したパスをMFダミアン・イスモデスがゴールに蹴りこみ、ペルーが同点に追いついた。
 後半、ブラジルはFWエジガルに代えてFWアレシャンドレ・パトを投入。さらにはFWルイス・アドリアーノも投入し、先のクラブW杯を制したインテルナシオナウの若い力に局面の打開を託す。だが堅く守るペルーのディフェンスに苦しみ、この選手采配も得点には直結しなかった。ペルーは相手の疲労を待って反撃の機会をうかがったが、こちらもまた攻撃が実を結ばず、試合は 1-1 のままで90分を過ぎた。
 しかし、このまま引き分けで終わるかと思われた91分になって試合が動いた。左サイドでボールを受けたDFカルリーニョスが中央に切れ込むと前線にスルーパス。これに反応したMFルーカスがペナルティエリアに侵入すると右足で軽く合わせてゴールマウスにボールを転がした。終了間際の勝ち越し弾で勝利をたぐり寄せたブラジル。試合内容に余裕はなかったが、どうにか連勝を果たした。

 ブラジルは開幕戦とは打って変わってゴールが奪えないもどかしい試合を披露。相手に追いつかれると冷静さを失い、フィニッシュにつなげる際にももたつく場面が見られた。そんなチームを救ったのはグレーミオでの活躍が認められてセレソンに招集されたMFルーカスだった。
 20歳と年齢ギリギリでこの世代の代表に入ったルーカスは、大会前から足首を痛めていたそうで決して五体満足ではなかったという。しかし、ネウソン・ホドリゲス監督はそれでもルーカスのポテンシャルと意欲を買って開幕戦からスタメンに抜擢。ルーカスに与えられた「8番」の背番号は、そんな監督の期待の表れでもあった。その期待に応えて2ゴールをマークしたルーカス。
 2年前の代表にはFWホビーニョやMFジエーゴがいたが、今回の代表も決して負けていない。それをルーカスがこの試合で実証させた。

 写真右上; 足首の痛みを抱えながらも2点をゲット。MFホベルト ( 5番 / 右 ) と喜び合うMFルーカス ( ブラジル / 左 ) 。
 写真左下; GKレジェスの股下を転がしてゴールを決めたMFルーカス ( ブラジル / 中央 ) 。


U-20 南米選手権 2007 グループA 第2節 (09/01/2007)
ブラジル 2-1 ペルー
ムーリエウ GK レジェス
アマラウ
エリエージオ
チアーゴ・エレーノ
カルリーニョス
DF キーナ
サンブラーノ
エスペーホ
メサリーナ
( ラウラ )
ホベルト
( フェルナンド )
ルーカス
レアンドロ・リーマ
ウィリアン
( チョー )
MF カルデナス
ダミアン・イスモデス
バジョン
ペイホート
ファビアーノ・オリベイラ
( ルイス・アドリアーノ )
エジガル
( アレシャンドレ・パト )
FW アジェンデ
カルロス・エリアス
( レイ )
ルーカス 08
ルーカス 91
ゴール 33 ダミアン・イスモデス
エリエージオ
チアーゴ・エレーノ
イエロー
カード
カルロス・エリアス
サンブラーノ
エスペーホ
ネウソン・ホドリゲス 監督 ホセ・ルイス・パボーニ
主審; サムエル・アーロ ( エクアドル )
スタジアム; エスターディオ・リオ・パラピーティ ( ペドロ・ファン・カバジェーロ )
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