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Sudamericano Sub-20 Paraguay 2007 〜 U-20 南米選手権 2007〜

アルヘン痛恨の逆転負け。コロンビアが"初戦"を制す。
グループB 第2節 アルゼンチン 1-2 コロンビア

 U-20 南米選手権は1月10日にグループBの第2節が行われた。デル・エステのエスターディオ・アントーニオ・オドーネ・サルービで行われた アルゼンチン×コロンビア は、後半に逆転したコロンビアが初戦をものにした。アルゼンチンは2戦目にして早くも黒星を喫し、いまだ未勝利の苦しい状態にあえいでいる。

 試合は、序盤から押したアルゼンチンが先制。10分にDFフェデリコ・ファッシオがコーナーキックに合わせて早々にゴールネットを揺らせた。得点によって優位に立ったアルゼンチンだが、その後アルゼンチンは相手ゴールに迫れど2点目がなかなか奪えず。一方コロンビアは瀬戸際で難を逃れて前半を終了。コロンビアは後半に勝負をかけた。
 後半も試合の主導権を握ったのはアルゼンチンだったが、機能しない 4-3-3 はゴールを遠ざけ、アルゼンチンのリードが2点以上には広がらず。すると70分を過ぎたあたりからコロンビアが畳みかけた。71分、サイドから崩すと最後はMFジョン・ハイロ・モスケーラがゴールを決めて同点とすると、追いついた勢いを維持してその5分後にはFWカルロス・キンテーロが相手3人を振り切ってシュートを決めて逆転に成功。試合は試合の流れをつかんだコロンビアが勝利をおさめた。

 初戦を引き分けたアルゼンチンは、この試合を勝ちにいったはずだった。ウーゴ・トカッリ監督はスタメンを多少いじり、 4-3-3 のシステムで攻撃的な戦術をとった。だが、決定力に欠ける今のアルゼンチンにとってはこれがアダになった。追加点に固執し前がかりになったところを崩されて2失点。逆転負けに国内からは失望の声もあがっている。優勝候補と謳われながら2試合を終えて勝ち点1と不調のアルゼンチン。FWリオネル・メッシらがいた2年前とは違い、やはり今回は何かが物足りない。

 対するコロンビアは、スケジュールの関係上第1節はお休み。この日は彼らの初戦であった。高いモチベーションで臨み、前後半を通して相手よりも効果的な攻めができていたコロンビア。2年前の前回は、FWウーゴ・ローダジェッガ、MFアリソン・オタルバーロらスター性のある選手が名を連ねた。今回は前回と比べると比較的地味ではあるが、相手の攻撃の芽をつぶす堅実な守備はお見事。バルデラーマが君臨した時代以降は国際舞台で低迷しているコロンビアだが、若手は着実に育っている。それを感じさせるかのようなアルゼンチン戦の勝利であった。

 写真; 相手の厳しいマークに苦しみ、倒されるMFマキシミリアーノ・モラーレス ( アルゼンチン / 10番 ) 。


U-20 南米選手権 2007 グループB 第2節 (10/01/2007)
アルゼンチン 1-2 コロンビア
セルヒオ・ロメーロ GK リビス・アレナス
フェデリコ・ファッシオ
( パブロ・モウチェ )
ミゲル・トレン
マティアス・カーイス
DF グスターボ・ロハス
( エイスネル・ロボア )
アンドレス・ガジェーゴ
ジミー・ベルムーデス
エンリー・ロハス
マティアス・サンチェス
エベル・バネーガ
クラウディオ・ジャコブ
マキシミリアーノ・モラーレス
( ラウターロ・アコスタ )
MF アレハンドロ・ベルナウ
ハビエル・レイナ
( ジョン・ハイロ・モスケーラ )
ファン・ピーノ
( アンドレス・アルボレーダ )
ファン・マエーチャ
ゴンサーロ・アバン
( アンヘル・ディ・マリア )
ゴンサーロ・ガルシア
フランコ・ディ・サント
FW エドウィン・チャラル
カルロス・キンテーロ
フェデリコ・ファッシオ 10 ゴール 72 ジョン・ハイロ・モスケーラ
77 カルロス・キンテーロ
ミゲル・トレン イエロー
カード
アレハンドロ・ベルナウ
ウーゴ・トカッリ 監督 エドゥアルド・ラーラ
主審; レオナルド・ガシーバ ( ブラジル )
スタジアム; エスターディオ・アントーニオ・オドーネ・サルービ ( デル・エステ )
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