パラグアイ代表でもあるFWネルソン・クエーバスが、クラブ・アメリカを退団してネカクサに移籍することでほぼ決定したと明かした。

　ネルソン・クエーバスは1980年1月10日生まれで、ちょうど27歳になったばかり。1998年に17歳で母国のアトレティコ・テンベタリーでデビューすると、すかさずリーベルのスカウトマンに気に入られて同年リーベル・プレート ( アルゼンチン ) に移籍。以後５年間リーベルで活躍した。2003年には一度上海 ( 中国 ) に移籍しているが、2004年にはメキシコのパチューカに移籍。長所であるスピードを生かしたドリブルと積極的なシュートが持ち味のアタッカンチである。

　そのクエーバスは、先のクラブW杯で来日したが、クラブW杯では目立った活躍はなかった。スーパーサブとしての扱いに不満を抱いたというクエーバス。ネカクサへの移籍について記者会見を開いたクエーバスは「私がネカクサへの移籍を決めたのは、ネカクサで監督を務めているホセ・ルイス・トレーホが私を気に入ってくれていることを強く感じたから。トレーホは私の長所を熟知してくれているし、彼の下でなら是非プレイしてみたいと思ったんだ。決してクラブ・アメリカに不満を感じていただけではない」と述べている。

　ネカクサはメキシコの名門で1999年にはCONCACAFチャンピオンズカップを制覇。その流れで2000年にリオ・デ・ジャネイロで行われた第１回世界クラブ選手権にも出場している。ネカクサで、クエーバスは躍動するきっかけをつかめるか。