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Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜

中2日の変則日程も苦にせず。開幕3連勝のサントス暫定首位に。
第5節(繰り上げ開催) サントス 4-1 セルトンジーニョ

 サンパウロ州選手権は1月22日に第5節のうち1試合だけが行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×セルトンジーニョ は、攻守において相手を圧倒したサントスが余裕で勝ち開幕3連勝をマーク。暫定ながら首位に浮上した。

 今月より開幕するコッパ・リベルタドーレスの予備戦の日程と重なり日程を繰り上げて行われたサントスの第5節。試合は、この日もサントスの攻撃力が光った。サントスは開始早々の2分にMFゼ・ホベルトが左サイドで起点になると、FWジョナスがDFヒカルド・ロペスをフェイントでかわしてシュート。ボールは相手の足に当たって枠には飛ばなかったが、サントスは10分にも再びMFゼ・ホベルトが左サイドからチャンスメイク。DFクレーベルの左ポスト直撃のシュートをお膳立てして早々に主導権を握った。
 先制点はサントス。19分、MFゼ・ホベルトのスルーパスをFWジョナスがゴールに流し込んだ。だが、セルトンジーニョも食い下がり、22分にMFパウロ・サントスのゴールで同点とすると、セルトンジーニョは31分にもサイドから決定機をつくりサントスを相手に堂々と戦った。1-1 のまま時間が流れたが、ハーフタイム直前に試合が動く。45分、前線で右に開いたMFクレーベル・サンターナが遠めからシュート。GKアンドレ・ルイスが弾き返したボールを再度拾ったクレーベル・サンターナが中央に折り返し、FWファビアーノが合わせて2点目をゲット。サントスの1点リードで前半を折り返した。

 前半よりもボールをもてるようになった後半は、完全にサントスが主導権を掌握した。55分にDFペドロが右サイドを駆け上がってペナルティエリアに入ったところでDFホンジネーリに倒されてサントスがPKを獲得。MFクレーベル・サンターナのキックは失敗したが、主審はボールが蹴られる前にGKアンドレ・ルイスが動いたとしてPKのやり直しを指示。クレーベル・サンターナの2度目のPKはGKアンドレ・ルイスの手の上をすり抜けてゴールに突き刺さり、サントスのリードは2点に広がった。ルシェンブルゴはFWファビアーノに代えてカンテラ出身のFWジュニオールを投入すると、サントスの攻撃はさらに活性化。68分にはFWジョナスのシュートのこぼれ球をMFクレーベル・サンターナが右足で押し込み、サントスが 4-1 と快勝した。

 サントスは前節から中2日の強行日程も関係なく好調をキープ。開幕3連勝で勝ち点を9として暫定ながら単独首位に浮上した。攻守ともに抜群の安定感を見せているが、とりわけ目立ったのは元ブラジル代表のMFゼ・ホベルトだった。10番をつけたゼ・ホベルトは序盤から積極的な攻めで何度も決定機を演出。この試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出された。MFホドリーゴ・タバタを控えに回しても質の高さは変わらないサントス。来週始まるリベルタドーレスに向けて、万全の態勢を整えられそうである。

 写真右上; 19分に先制ゴールを決め、スタンドのサポーターにアピールするFWジョナス ( サントス ) 。
 写真左; 57分にPKを2回蹴ってゴールを決めたMFクレーベル・サンターナ ( サントス / 右 ) は、FWファビアーノと抱き合って喜ぶ。
 写真右下; 攻撃の軸として素晴らしいプレイを何度も見せたMFゼ・ホベルト ( サントス / 10番 ) 。


サンパウロ州選手権 2007 第5節(繰り上げ開催) (22/01/2007)
サントス 4-1 セルトンジーニョ
ファービオ・コスタ GK アンドレ・ルイス
ペドロ
アダイウトン
( アントーニオ・カルロス )
アーバロス
クレーベル
DF ヒカルド・ロペス
エリベウトン
パウロ・トゥーラ
ホンジネーリ
レアンドロ・モレーノ
クラウディオ・マルドナード
ホドリーゴ・ソウト
クレーベル・サンターナ
ゼ・ホベルト
( ホドリーゴ・タバタ )
MF セアラー
パウロ・サントス
( メシアス )
アレシャンドリ
( ファビアーノ・サントス )
ジョナス
ファビアーノ
( ジュニオール )
FW クリス
( イザイーアス )
マルシオ・ミシリッカ
ジョナス 19
ファビアーノ 45
クレーベル・サンターナ 57
クレーベル・サンターナ 68
ゴール 22 パウロ・サントス
アダイウトン イエロー
カード
ホンジネーリ
バンデルレイ・ルシェンブルゴ 監督 ネネー・ベラルミーノ
主審; クリスチャン・ロペス・ジ・オリベイラ
スタジアム; ビラ・ベウミーロ ( サントス )
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