Campeonato Mineiro 2007 〜ミナス・ジェライス州選手権〜 アラウージョ完全復活! クルゼイロ、開幕連勝で単独首位に。
第2節 クルゼイロ 4-0 グアラニー・ミネイロ
ミナス・ジェライス州選手権は1月24日と27〜28日に第2節が行われた。州都ベロ・オリゾンチのミネイロンで行われた クルゼイロ×グアラニー・ミネイロ は、元ガンバ大阪のFWアラウージョが2ゴールと爆発し、チームを大勝に導いた。 試合は、クルゼイロのワンサイドゲームになった。開始早々MFマルシーニョを起点に決定機をつくったクルゼイロは、GKフェルナンドが弾いたボールをもう一度つなぐとDFアンドレ・ルイスがシュート。そのこぼれ球を拾ったFWアラウージョがゴールネットにボールを押し込み、開始1分足らずでいきなり先取点を奪った。 グアラニー・ミネイロも9分にセットプレイからクロスバーを直撃する惜しい場面をつくったが、試合の流れは依然としてクルゼイロに。14分にクルゼイロは右サイドに流れたMFマルシーニョの折り返しにMFヒカルジーニョが頭で合わせて相手を脅かすと、27分に追加点を奪取。MFマルシーニョが右サイドから中へ切れ込むとシュートのふりをして中央にクロス。これを沈めたのはまたもFWアラウージョだった。勢いに乗ったクルゼイロはその2分後にもゴールを決め、前半だけで 3-0 と大きくリードした。 後半はグアラニー・ミネイロも何度か反撃に転じたが、すでに試合の主導権を握っていたクルゼイロは余裕をもった試合運びでリズムをつくり、相手を寄せつけない貫禄を披露。何度も相手ゴールに迫ってスタンドを湧かせた。終盤にはFWアラウージョのヘディングシュートのこぼれ球に途中出場のFWレアンドロ・ドミンゲスが詰めて4点目。クルゼイロが余裕の勝利で勝ち点3を獲得した。 近年州選手権で一人勝ち状態のクルゼイロの強さは、今季も健在のようである。パウメイラスからMFマルシーニョを獲得し、フラメンゴからは将来有望と言われるFWフェリッピ・ガブリエウも獲得。さらにグレーミオ躍進の立役者であったFWホームロまで獲得するなど先のシーズンオフは積極的な戦力強化に尽力した。 だが、その誰よりもピッチで躍動したのは、かつてガンバ大阪でゴールを量産したFWアラウージョだった。約11ヶ月ぶりにスタメンでの出場を果たしたアラウージョは試合開始直後にいきなりゴールを奪うと、27分にもゴールを決め、自身の復帰戦を華々しく祝った。大怪我に泣いた昨年の雪辱を晴らすべく、万全の状態でピッチに戻ってきたアラウージョは患部について「まじめにリハビリをして治した。医者のお墨付きもあるし、もう心配ない」と断言した。アラウージョの完全復活は、クルゼイロの未来をどれだけ明るくさせることができるだろうか。 写真右上; 右膝の靱帯損傷から見事に復活したFWアラウージョ ( クルゼイロ / 元ガンバ大阪 ) は、復帰戦でいきなり2ゴールと自慢のゴールセンスを惜しみなく披露。サポーターから大喝采を浴びた。
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