Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜 新戦力も順応。サンパウロ、危なげなく勝ち点獲得。
第1節 セルトンジーニョ 1-3 サンパウロ
サンパウロ州選手権は1月17日に開幕。17日と18日に第1節が行われた。サンパウロ州セルトンジーニョのエスタジオ・フレデリッコ・ダウマーゾで行われた セルトンジーニョ×サンパウロ は、FWアロイージオの2ゴールなどでサンパウロが順当に勝利した。 試合は静かな立ち上がりで始まったが、押したのは1部に昇格したばかりのセルトンジーニョ。12分にはGKホジェーリオ・セーニの好守に阻まれたものの、DFジャイウソンがきわどいフリーキックを放って決定機を演出した。しかしその後はサンパウロ主導でゲームは動き、29分に左サイドに流れたMFウーゴのクロスをFWアロイージオが右足で合わせてサンパウロが先制。アロイージオは勢いそのままに34分に再び左サイドからのクロスに反応して2点目をゲット。サンパウロの2点リードで後半に突入した。 後半、追いかけるセルトンジーニョは立ち上がりに決定的なチャンスをつくったが、この場面でまたもGKホジェーリオ・セーニがファインセーブ。サンパウロの守護神を前にしてゴールが遠のくセルトンジーニョを尻目に、サンパウロは64分にMFジョズエ、FWアロイージオとつないだボールを最後はMFウーゴがゴールに沈めて勝負あり。サンパウロが順当に勝利をおさめた。 2年前に優勝、昨年は準優勝と州選手権で安定した結果を残しているサンパウロは今季も開幕戦を勝利で飾った。数年に渡ってチームを支えてきたDFファボン、MFダニーロらがこぞってJリーグに移籍し、MFミネイロも退団を表明。戦力ダウンが懸念されたが、代わって加入してきた新戦力が早速順応。MFウーゴはダニーロ以上の活躍を披露し、ベガルタ仙台から期限付きで加入したFWボルジェスは得点こそあげられなかったが精力的に動いて己の仕事をまっとうした。また、開幕前に鼠径部に違和感を訴えていたMFジョズエは、診断の結果ヘルニアではなく軽い炎症と判明。開幕戦にも間に合った。 昨年の軸が抜けたものの、新戦力がいきなりフィットして上々のスタートを切ったサンパウロ。今季もこの国を引っ張っていくのはこのクラブになるかもしれない。 写真; 前半でいきなり2ゴール。FWアロイージオ ( サンパウロ / 右 ) の決定力は今季のサンパウロを支えていくに違いない。
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