昨年ブラジル全国選手権を制したサンパウロに所属するボランチのMFジョズエが、練習中に身体の違和感を訴えて病院に直行。まもなく開幕するサンパウロ州選手権の開幕に間に合わないことが判明した。

　ジョズエが痛めたとされる箇所は、性器に近い鼠径部 ( 足（大腿部）の付け根部分 ) とのことで、両脚を酷使するサッカー選手の場合は比較的痛めやすい部位として知られる。15日の練習中に痛めたばかりのため診断結果はまだ出ていないが、仮に鼠径ヘルニアだとすると早期回復が見込めなくなる。

　選手にとっては大切な箇所であるため、担当医はジョズエの長期休養をサンパウロ側に提言。年末にMFミネイロ ( ブラジル代表 ) の退団が決まったサンパウロは、ジョズエという残された名ボランチも失った状態で選手権に臨むハメになってしまった。