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Campeonato Carioca 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

カルロス・アウベルトのフルミネンセ入り確定

 2004年にUEFAチャンピオンズリーグの優勝も経験した若武者MFカルロス・アウベルトのフルミネンセ入りが正式に決定。この度、カルロス・アウベルトはフルミネンセのユニフォームをまとってサポーターの前に登場した。

 カルロス・アウベルトは、1984年12月生まれの22歳。175cmと選手としては小柄だが豊富な運動量で中盤を制圧できるダイナモ的な選手で、シュートセンスも高いものを有している。2004年、ジョゼ・モウリーニョ ( 現チェルシー監督 ) 率いるFCポルトでUEFAチャンピオンズリーグを制覇すると、同年12月に行われた最後のトヨタカップでもオンセ・カルダス ( コロンビア ) を下して優勝。そのどちらにもカルロス・アウベルトの姿はあった。世界を制覇した当時21歳の男は、その後も欧州で躍進し続けていくものと誰もが思った。
 ところが、2005年にMSIのビッグマネーに折れてコリンチャンスに移籍。ここで彼の運命は大きく変わった。カルロス・アウベルト自身が欧州よりも母国ブラジルでのプレイを臨むようになったのであった。

 現に今回も欧州からのオファーをもらっていたというカルロス・アウベルト。欧州のとあるクラブチームからは50万ユーロ ( 138万ヘアウ ) の年俸を提示されていたという。しかし同選手はそのオファーを蹴って年俸70万ヘアウのフルミネンセを選択した。カネで移籍先を選ばなかった点を、フルミネンセのホベルト・オルカデス理事長は「給与を無視してうちを選んでくれたことは大変喜ばしいこと。カルロス・アウベルトの加入でチーム力の底上げが期待できる」と手放しで迎え入れたという。

 フルミネンセはカルロス・アウベルトがプロデビューを果たした思い出のクラブ。まずはパウロ・セーザル・グスモン監督に認められてスタメンで出続けることが同選手の抱負だという。

2007年1月11日
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