当初全治４〜６ヶ月と診断されていたはずのDFデニスが、驚異的な回復を見せているという。デニスを担当しているサントスの専属医師も、同選手の驚異的な回復力に驚いている。

　サントスで左サイドバックを任され、ベンフィカに移籍したDFレオの後釜として期待されたデニスは、昨年のブラジル全国選手権で右膝を痛めてしまった。診断の結果靱帯を痛めたようで、医師からは全治４〜６ヶ月を宣告され、サンパウロ州選手権の出場は絶望的と報じられていた。

　ところが、デニスの代役となったDFカルリーニョスが U-20 南米選手権で力をつけており、同じポジションに強力なライバルが出現。兼ねてから早期回復に前向きだったデニスの膝は、何の因果か急激に回復していったという。担当医の話では、今月末にもポールを使ったトレーニングができそうとのことで、早ければ２月中にもデニスの戦列復帰が実現する。ルシェンブルゴ監督やサンチスタ ( サントスのサポーター ) にとっても朗報だが、完治を誰よりも喜ぶであろう人は他ならぬデニスであろう。

　「早くボールを蹴りたい。試合にも出たい」とは現在静養中のデニス。