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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

4年ぶりのフランス凱旋。ガジャルドが PSG に入団。
ガジャルド、再びフランスリーグへ移籍

 かつてASモナコ ( フランス ) で4年間プレイしていたMFマルセーロ・ガジャルド ( 元アルゼンチン代表 ) が、再びフランス1部リーグに移籍することが決まった。移籍先は、パリ・サンジェルマン。4年ぶりにフランスに"戻った"ガジャルドは、リヨンの黄金時代終焉を期待するファンに受け入れられるだろうか。

 ガジャルドは1976年1月18日生まれで、もうすぐ31歳になる。典型的な司令塔タイプの選手で、パスやフリーキックの精度は優れたものを持っている。アルゼンチン代表のキャップ数も47あるが、ここ数年はめっきり代表には呼ばれなくなってしまった。若くしてリーベル・プレートでデビュー後、1996年にはリベルタドーレス優勝にも貢献。1998年のフランスW杯後、フランスのモナコに移籍した。モナコでも司令塔として活躍し、1999-2000シーズンのリーグ・アン優勝、そして2000-2001シーズンのクープ・ドゥ・フランス ( フランス杯 ) 優勝をチームにもたらした。フランスでは一定の活躍をおさめており、ガジャルドの才能を認めているフランス人は少なくない。

 12月29日にパリに到着したガジャルドは、健康診断を受けて記者会見に臨んだ。ガジャルドの移籍に注目するフランス各紙は「リヨンの黄金時代を止めろ」「ガジャルドはPSGの救世主」と過熱報道に走った。しかし、パリ・サンジェルマンのアラン・カイザー会長は「ガジャルドのような強い個性は、チームにプラスに働くだろう。でも彼は決して"救世主"ではない。選手一人が加入しただけでチームが変わるわけではないし、私はガジャルドに重圧を感じてほしくないんだ」とコメント。マスコミの過熱報道に釘を刺した。同会長はガジャルドを擁護する趣旨の発言を繰り返したが、チームがガジャルドに与えた背番号は「10」。この数字には、期待の大きさがはっきりと表れている。

 ガジャルドは早ければ1月13日のバランシエンヌ戦にも出場する見込みである。12月30日現在で16位に低迷しているパリ・サンジェルマン。ガジャルドの加入で、チームがどれだけ変われるかは不明ではあるが…。

 写真; PSGの入団会見で背番号10のユニフォームを手にするMFマルセーロ・ガジャルド ( 左 ) 。

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