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Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜 拮抗した好ゲーム。両者ともに譲らず、初戦は 1-1 のエンパテ。
決勝 1st.Leg パチューカ 1-1 コロ・コロ
コッパ・スダメリカーナは、11月29日にメキシコで１試合が行われた。パチューカのエスターディオ・ラ・ボンボネーラで行われた決勝 1st.Leg パチューカ×コロ・コロ は、両者ともに譲らず 1-1 で引き分け。優勝の行方はサンティアーゴで行われる次週に持ち越しとなった。 試合は、コロ・コロが左サイドから攻撃を組み立てて、MFマティアス・フェルナンデスのシュートなどで序盤にいい形をつくったが、ホームの大歓声を後押しにパチューカは徐々に主導権を掌握していく。18分にはMFチティーバ、FWヒメーネスが立て続けにシュートを放ち、徐々に相手を脅かしていった。激しいボールの奪い合いで緊迫した試合が動いたのは28分。FWヒメーネスのクロスをFWカッチョがシュート。ポストに当たって跳ね返ったボールをMFアンドレス・チティーバが頭でゴールに押し込みパチューカが先制点をゲットした。その後パチューカはボールを支配。両サイドから複数回チャンスを演出した。パチューカのペースで前半を折り返した。 後半も立ち上がりの時間はパチューカが制し、50分には細かいパスワークからFWファン・カルロス・カッチョのシュートで追加点の絶好機をつくった。しかし、GKセーハスの好守でゴールを阻まれるとその1分後、コロ・コロがワンチャンスをものにした。51分、前線に飛び出したMFアレクシス・サンチェスが３人に囲まれながらボールをキープするとゴール前にパスを供給。これをFWウンベルト・スアーソが右足でゴールに突き刺して、コロ・コロが同点に追いついた。その後、パチューカはMFダミアン・アルバレスを投入して勝ち越しを狙い、コロ・コロは逆転を狙って前線に人数をかけた。だが両者ともに２点目は遠く、1-1 の引き分けで幕を閉じた。 
パチューカにとっては勝機を逸した90分になった。序盤からスムーズにボールがつながり、試合運びも優勢。先制点以外にも何度か惜しい場面をつくり、50分には相手を突き放す２点目の絶好機もつくった。エンリケ・メーサ監督は試合後「地元での初戦を制してチリに移動したかった」と述べ、追加点に恵まれず引き分けに終わったこの日の結果に言葉を濁らせた。敵地に乗り込む次節、CONMEBOL主催の大会の優勝トロフィーをメキシコに持って帰ることはできるのか。一方コロ・コロは、MFコレーア、MFアギーラルらに厳しいマークがつき、右サイドからの攻撃を封じ込まれたため左サイドからの攻撃に終始。決定機の数でも相手に劣り、劣勢を強いられた。そんな苦境でも負けずに済んだのは、頼れる男の存在だ。今大会でゴールを量産中のFWウンベルト・スアーソが大会９点目となるゴールを奪い、厳しい一戦でアウェイゴールを得た。このアドバンテージをホームで生かせられれば、地元で優勝を味わえる可能性も充分ある。
写真右上； 味方のシュートのこぼれ球に反応して先制ゴールを決めたMFアンドレス・チティーバ ( パチューカ ) 。
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