ACミランのMFクラレンス・セードルフが、ジーコサッカーセンターでの慈悲試合の試合後、記者団に感想を述べた。

　現在ミランで幹部を務めるレオナルド ( ブラジル代表 ) の誘いを受けて慈悲試合に参加したというセードルフは「レオナルドの誘いを受けて本当によかった。ジーコはぼくにとって永遠のアイドルで、子供の頃からずっとジーコと一緒にサッカーをしてみたいって思っていた。今日それが叶って本当に幸せだ」と述べた。
　さらに「現役でいられる間に一度でいいからリオ・デ・ジャネイロのクラブに移籍してみたいとも思うよ。今日来てみてリオ・デ・ジャネイロの空気を好きになった」とまで語った。

　一方、ジーコもそんなセードルフを称賛した。ピッチ上では質の高いプレイを見せ、ピッチを離れると謙虚な姿勢で人に応じる姿を見たジーコは「彼 ( セードルフ ) は頭のいい選手で人格者だ。この試合には他にMFデコ ( バルセロナ ) 、MFカルロス・アウベルト ( 元コリンチャンス ) 、FWホナウド ( レアル・マドリー ) らにも参加を呼びかけていたが来てくれなかった。でも今はその３人の不参加も気にならない。セードルフが来てくれたおかげで私は非常に満足している」と、べた褒めだった。