清水エスパルスやヴェルディ川崎で指揮を執ったことでも有名なエメルソン・レオン監督 ( コリンチャンス ) が、今季ブラジレイロンで優勝したサンパウロに関して主観を語った。

　某雑誌の取材に応じたエメルソン・レオンは開口一番「来年もコリンチャンスの監督を務める。私が最も注視しているのは言うまでもなくサンパウロだ」と述べた。エメルソン・レオンと言えば、2005年のサンパウロ州選手権ではサンパウロを指揮してチームを優勝へと導きながら、三浦泰年氏 ( カズの実兄 ) に口説かれた形で突然東京ヴェルディに"移籍"したことが記憶に新しい。

　かつて自らが率いていたチーム ( サンパウロ ) について、レオンは「様々な面で群を抜いているレベルの高いクラブだとは思う。州選手権とリベルタドーレスでは準優勝に終わったが、ブラジレイロンではしっかりと優勝した。今のサンパウロは同州の中でも頭ひとつ抜き出た存在だ」と発言。性悪の呼び声高い同氏としては珍しくライバルチームを褒めちぎった。　これはレオンの本心なのか。それとも、ただの褒め殺しか。