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Copa do Mundo del Clubs 2006 〜 FIFA世界クラブ選手権2006 〜

1217はコロラドの記念日

 そのとき、勝利を信じて声を張り上げていたサポーターは人目をはばからず涙した。
 12月17日の日曜日、午前10時15分頃のことだった。その場所よりも12時間早い時刻の横浜でインテルナシオナウが世界一の称号を手にした瞬間、ポルト・アレグレの街は歓喜と興奮に包まれていた。

 2006年12月17日は、インテルナシオナウと彼らを愛するサポーターにとって一生忘れられない記念日になった。
 その日、ポルト・アレグレでは6万人を超すサポーターが町中で集い、クラブW杯で世界王者に輝いたインテルナシオナウの勇姿を最後まで見守っていた。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、世界一を確信した群衆は狂喜乱舞。なかには感極まって泣き崩れる人の姿も。

 南半球では暑い12月の日曜日。誰彼かまわず抱き合って喜び続けた群衆の歓声はやがて大合唱に変わった。
 「コロラード! コロラード! 俺たちは永遠にインテルナシオナウのサポーターだぜ。 俺たちはクラブを一生愛し続ける…」

 その日の歌声は、音楽は、いつまでも鳴り響いていた。その日曜日には終わりがないかのようだった。ヒオ・グランジ・ド・スウ州のポルト・アレグレの幸せは、いつまでも続いていくかのようだった。

2006年12月18日
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