Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 ベルグラーノ大金星! 敗れたボカの優勝は最終節までお預け?
前期 第18節 ベルグラーノ 1-0 ボカ・ジュニオールス
アルゼンチン1部リーグは、12月1〜3日に前期リーグの第18節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ベルグラーノ×ボカ・ジュニオールス は、DFフランコ・ペッピーノのゴールを守りきったベルグラーノが首位ボカから大きな1勝を得た。2位エストゥディアンテスが引き分けたため、敗れた首位ボカの優勝は次の最終節に持ち越しとなった。 試合は、開始6分にMFギジェルモ・マリーノがペナルティエリア右側の角度のないところからシュートを放ち、ボカが攻撃の口火を切る。しかし、その後は中盤でのボールの奪い合いが続き、互いに4本ずつシュートを放ったが攻め崩す場面は少なく、前半を 0-0 で折り返した。 後半、ボカはMFネリ・カルドーソのミドルシュートなどで攻撃を活性化させる。ところが、どうしても先制点が欲しいボカの攻撃が実る前になんとベルグラーノが先制。60分、セットプレイからDFフランコ・ペッピーノが頭で合わせて均衡を破った。先制を許したボカはその後猛反撃に転じたが、引いて守るベルグラーノの壁を打ち崩せずそのままタイムアップ。なんと勝ったのはベルグラーノだった。 この日勝てば文句なしに優勝が決まるはずだったボカ・ジュニオールスだが、敗れたため優勝は次の最終節に持ち越しとなった。シュート数は19本と相手の倍以上。ボール支配率も60%と主導権を握っていた。昇格組ベルグラーノの大金星という意外な結末に、ボケンセの開いた口はしばらくふさがらなかったそうだ。ラボルペ監督は試合後「時にはこんなこともある」と語って平然としていたが、優勝を期待していた多くの人々の心中は決して穏やかでない。 次の最終節、ボカは引き分け以上で優勝することができる。しかし、万が一ラヌース相手に敗れるようなことがあると、エストゥディアンテスの結果次第では優勝をとりこぼすかもしれない。 写真; ゴール前でDFダニエル・ディアス ( 右から3人目 ) とFWロドリーゴ・パラシオ ( 右端 ) との競り合いに勝ったGKヘルマン・モントージャ ( ベルグラーノ / 右から2人目 ) 。
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