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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

ボカはどこまで補強する?

 今季の前期リーグで優勝を逃したブエノスアイレスの名門ボカ・ジュニオールスが、着々と補強を進めている。先日お伝えしたFWブルーノ・マリオーニ ( トルーカ ) の獲得に成功しただけでも大きな補強であるが、彼らはまだ積極的な補強策を推し進めているという。

 報道によればボカが他に狙っているとされる選手は、MFレアンドロ・ソモーサ ( ベレス ) 、MFクリスティアン・ビジャグラ ( ロサーリオ・セントラル ) 、そして2004年までボカでプレイしていたDFクレメンテ・ロドリゲス ( スパルタク・モスクワ ) らの名が挙げられている。
 このうちレアンドロ・ソモーサに関しては、ビジャレアル ( スペイン ) が獲得したことが報じられ、ボカの計画はご破算に終わった。だが、ビジャグラとクレメンテ・ロドリゲスの両者については、可能性が残されている限り前向きに交渉を進めるようだ。
 左サイドバックのDFファン・クルポビエッサが膝の故障によって6ヶ月間の戦線離脱を余儀なくされたことから、とりわけDFクレメンテ・ロドリゲスに関しては大金をはたいてでも獲得したいというのがボカ首脳陣の希望するところだという。しかし、スパルタク・モスクワ側はクレメンテ・ロドリゲスの放出を考えていないと明言しており、こちらの交渉も難航を極めそうである。

 ミゲル・アンヘル・ルッソ新監督は、「マリオーニのようなハイレベルな選手を獲得できたのは大きいが、マリオーニだけではまだ足りないと思っている。中盤も、最終ラインも、同じように効果的な補強をしなければならないだろう」と述べ、チームの補強策に賛同する主旨の発言を残している。

 FWカルロス・テベス ( アルゼンチン代表 ) の台頭した頃から常にアルゼンチンの国内リーグを引っ張ってきたボカ。彼らにとって、後期リーグでの覇権奪還は至上命題だ。しかし、補強はすればするほどプラスに働くとは限らない。果たして、ボカはどのあたりで補強に区切りをつけるのだろうか。

2006年12月22日
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