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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

バルサのパラッシオ獲得に"No!"

 スペインではアルゼンチン人選手の買いあさりが流行っているようで、レアル・マドリーがMFフェルナンド・ガーゴ ( ボカ ) とFWゴンサーロ・イグアイン ( リーベル ) の2選手を獲得した。この流れに乗じるかのように、今度はバルセロナがFWロドリーゴ・パラシオ ( ボカ ) の獲得に乗り出した。しかし、ボカはバルサのオファーに対して真っ向から拒絶。マドリーとは対照的に、バルサの交渉は難航しそうである。

 アルゼンチンの大手紙「Ole」によれば、バルサがパラッシオ獲得の意志をボカに伝えたのはクラブW杯の終了直後とのことで、FWサミュエル・エトー ( カメルーン代表 ) 、FWリオネル・メッシ ( アルゼンチン代表 ) ら前線の選手の負傷に泣くバルサが満を持して獲得を志願したのが、パラッシオだったという。

 しかしボカのマウリシオ・マクリ会長は、このオファーに真っ向から反発。「"欲しければくれてやる"などと二つ返事でOKするわけがない。彼 ( パラッシオ ) は今のボカにとって必要不可欠な戦力であり、彼のおかげでチームが成り立っていると言っても過言でないぐらいだ。来年はリベルタドーレスでも活躍してもらうつもりで考えているし、バルサにいくらお金を積まれようがパラッシオだけは絶対に出さない」と断言し、パラッシオの放出がないことを強調した。

 2010年までボカとの契約を結んでいるパラッシオにバルサがオファーを出したニュースが飛びこんできたということは、バルサは相当のお金を用意したと推測できる。しかし、それでもマクリ会長は放出を拒んだ。だがボケンセがこの男気に惚れ込んだか否かは不明だ。

2006年12月22日
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