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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

ラボルペはベレスに入閣?

 今季のリーグ途中にボカの監督に就任したリカルド・ラボルペ氏が、プレイオフの末優勝を逃した責任をとって辞意を表明した。だが、その直後からラボルペにはオファーが殺到。同氏の去就に注目が集まっている。

 今年のW杯でメキシコ代表を決勝トーナメントへと導いた手腕の高さはお墨付き。ボカの退団が決まった直後から、複数のクラブチームが同氏にオファーを出した。現在、ラボルペが就任するクラブの最有力候補として騒がれているのがベレス・サルスフィエールだそうだ。

 かつてGKホセ・ルイス・チラベル ( 元パラグアイ代表 ) が在籍していたことでも知られているブエノスアイレスの名門ベレスは今季、中盤の要の一人であるMFレアンドロ・グラシアンをシーズン開幕前に放出。グラシアンの抜けた穴はなかなか埋まらず、チームもこの前期リーグでは優勝争いとは縁遠い順位に甘んじていた。それでも、そんなベレスも今季の終盤では連勝で勝ち星を伸ばし、最終的には7位につけた。今季は、兼ねてから高い評価を得ていたミゲル・アンヘル・ルッソ監督の手腕が改めて評価されたシーズンでもあった。

 そのルッソ監督は、ラボルペのボカ退団に伴いボカの監督に就任。ルッソ監督の後釜を探しているベレスが新監督候補の一人として挙げているのが、なんとボカを辞めて間もないラボルペ、その人であった。ベレスが狙っている監督候補には他にカルロス・ビアンチ ( 元ボカ監督 ) を初めマルセーロ・ビエルサら国内有数の名将の名が上がっている。
 ベレスの新監督がすんなり決まることは想像しがたいが、もしラボルペに決まれば、ボカとベレスとの間で監督のスワッピング…もとい、トレードが成立する。

2006年12月17日
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