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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

フェルナンド・ガーゴ、レアル入りは秒読み。

 スペインの名門レアル・マドリーがMFフェルナンド・ガーゴ ( ボカ ) を狙っていることが報じられて早や5ヶ月。同選手のマドリー入りが、ついに秒読み段階に入った。

 事の発端は、フェルナンド・レドンドが「ガーゴは私の再来だ。すぐにでもベルナベウに連れてくるべきだ」との発言であった。かつてアルゼンチン代表やレアル・マドリーで活躍し「歴史に残る名ボランチ」と称され、現在はレアル・マドリーのスタッフとして働いているレドンド自らが「再来」と称賛するフェルナンド・ガーゴは、優れた攻撃センスをもつ中盤のダイナモ。ガーゴはデビュー当時はデランテーロ ( FW ) だったのだが、キャリアを重ねるに連れてポジションを後方にシフトし、昨年あたりから現在のボランチに定着した。広い視野と優れたパスセンス、そして積極性に定評のある選手である。

 MFハビエル・マスチェラーノ ( ウェストハム・ユナイテッド ) と並んで「アルゼンチン代表の5番」候補の筆頭という声まで出ているガーゴ。当然、ボカは彼の放出を阻止すべく様々な手段をとってきた。しかし、ガーゴ本人がレアル・マドリーへの移籍を熱望したことで事態は急展開。ボカの踏ん張りもここにきて限界に達したようで、ボカのマウリシオ・マクリ会長も「ガーゴの放出を食い止めるのは至難の業」と語り、ガーゴの移籍に対して容認の構えを見せている。

 一部報道ではレアル・マドリーはフェルナンド・ガーゴに年俸150万ユーロ ( 日本円で約2億3千万円 ) の5年半契約を提示しているらしいが、その詳細の真偽は定かでない。
 ちなみに、ガーゴはイタリア国籍を取得すべく数日間イタリアに滞在。そして今週水曜日中にも契約締結のためマドリーに移動すると言われている。ガーゴ本人は、レアル・マドリー移籍に向けて意欲充分のようだ。

2006年12月18日
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