元横浜マリノスのラモン・ディアス、サン・ロレンソの監督に就任

　1993年に開幕したＪリーグ。その年、栄えある初代得点王に輝いたラモン・ディアス ( 当時横浜マリノス ) が、サン・ロレンソの監督に就任することが決まり、アルゼンチン国内で大きな話題となっている。

　横浜マリノスでＪリーグ得点王に輝いたディアスは現役を引退後、母国アルゼンチンの名門リーベル・プレートで監督を務めた。だがそこでの監督業が当時のディアス氏には辛かったようで、リーベルの監督を辞任した際、ディアスは「これから４年間ほどはどこの監督にもならないだろう」と"休業宣言"をして当時の世間を驚かせたことがあった。

　そのディアスがサン・ロレンソの監督に就任。就任の理由についてディアスは「サン・ロレンソはアルゼンチンでもきってのビッグクラブ。私にオファーを出した会長ら幹部はとても熱心に私を説得してくれた。また、サポーターからも私の監督就任を期待する声があがっていた。これらが主な理由だ」とコメント。お金のためでなく、本気でチームを強くしたいとの思いから監督就任を引き受けたようだ。

　オスカル・ルヘーリ前監督以上の働きをしてくれると大きな期待を受けているディアス新監督。前期で11位と今ひとつだったチームをリベルタドーレス出場圏内に導くのが目標だそうだ。

　写真；　サン・ロレンソの監督に就任することが決まり、記者会見で親指を立ててやる気を前面に出すラモン・ディアス氏 ( 元アルゼンチン代表 / 元横浜マリノス ) 。