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Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜

"スダメリカーナ"の面目を保つ。敵地で勝ったコロ・コロが決勝進出!
準決勝 2nd.Leg トルーカ 0-2 コロ・コロ

 コッパ・スダメリカーナは、11月21日にメキシコで1試合が行われた。首都メキシコシティのエスターディオ・ラ・ボンボネーラで行われた準決勝 2nd.Leg コロ・コロ×トルーカ は、MFマティアス・フェルナンデスの2ゴールでコロ・コロが試合を制した。この結果、2試合合計 4-1 でコロ・コロが決勝進出を果たした。

 試合は、開始2分にFWブルーノ・マリオーニがロングシュートを放ってトルーカが攻めに出たが、主導権を握っていたのは前節勝利をおさめていたコロ・コロ。すぐさま反撃に転じると、15分にMFマティアス・フェルナンデスが味方の折り返しに合わせて先制した。ますます苦境に追い込まれたトルーカは失点直後こそ攻めあぐねたが35分を過ぎた頃から攻撃を活性化。幾度となく相手ゴールに迫ったがシュートは枠を逸れたりGKセーハスに弾き返されるなどして得点に結びつけられず。コロ・コロの1点リードで前半を折り返した。
 後半はトルーカが怒濤の猛反撃に転じる。ピッチを広く使った多角的な攻めやセットプレイなどから何度も決定機をつくったが、前半以上に守備を徹底したコロ・コロの牙城を崩せず。逆にコロ・コロは61分に再びMFマティアス・フェルナンデスが今度はフリーキックを直接ゴールに沈めてトルーカを突き放した。2点差とされ残り30分足らずで4点が必要になったトルーカは、攻撃に人数を割いて無数のシュートを浴びせていく。だが放たれた4本の直接フリーキックがGKセーハスに阻まれるなど、最後までゴールネットを揺らすことができなかった。トルーカは22本ものシュートを打ちながら無得点に終わり、コロ・コロが勝利をおさめた。

 ここまで強運で勝ち上がってきたが 1st.Leg ではホームで敗戦。背水の陣で敵地に乗り込んだトルーカは鬼気迫る攻撃を展開。ボール支配率でも相手を圧倒した。しかし打てども打てどもシュートが決まらなかった。運を使い果たしてしまったのか。アルゼンチン人のアメリコ・ガジェーゴ監督は試合後「内容では我々に分があったんだが…運がなかったかな」とぼやいた。本気で狙っていたスダメリカーナのタイトルを獲れず、トルーカは準決勝で姿を消すこととなった。"メキシコの風"がひとつ消えた。

 一方コロ・コロは、早い時間帯に先制するなどで精神的に優位に立てたことによって、相手に主導権を与えても動じることなく試合を進めることができた。守備陣の結束は固く、攻撃も流動的に仕掛けて相手を翻弄。シュート数は相手の半分に留まったが2ゴールを奪って勝利を呼び寄せた。好調FWウンベルト・スアーソの"6戦連続ゴール"の記録は樹立されなかったが、ついに決勝へと駒を進めたコロ・コロ。メキシコ勢の台頭に押されて南米大陸のクラブチームが次々と敗退していった中で、このクラブだけは南米勢としての面目を保った。大会名「Sudamericana ( 南アメリカ大陸 ) 」の意味を守るべく、いざ決勝戦へ。

 写真; チームを決勝に導く2ゴールを決めたMFマティアス・フェルナンデス ( コロ・コロ / 左 ) 。


コッパ・スダメリカーナ 2006 準決勝 2nd.Leg (21/11/2006)
トルーカ 0-2 コロ・コロ
エルナン・クリスタンテ GK クリスティアン・セーハス
パウロ・ダ・シルバ
エミリアーノ・ビアーデス
( イバン・カスティジェーホス )
エドガー・ドゥエニャス
( カルロス・モラーレス )
DF ミゲル・リッフォ
アルバーロ・オルメーニョ
ダビ・エンリケス
ホセ・クルサルタ
アリエル・ロサーダ
カルロス・エスキベル
アントーニオ・ナエウソン・シーニャ
エドガー・ゴンサーレス
( ディエゴ・デ・ラ・トーレ )
MF エクトール・サヌエーサ
アルトゥーロ・ビダル
アンドレス・メレンデス
ゴンサーロ・フィエーロ
マティアス・フェルナンデス
( アルトゥーロ・メーナ )
ブルーノ・マリオーニ
ビセンテ・サンチェス
FW アレクシス・サンチェス
( モイセス・ビジャロエル )
ウンベルト・スアーソ
( マリオ・カセレス )
ゴール 15 マティアス・フェルナンデス
62 マティアス・フェルナンデス
アントーニオ・ナエウソン・シーニャ イエロー
カード
ウンベルト・スアーソ
アンドレス・メレンデス
ダビ・エンリケス
アメリコ・ガジェーゴ 監督 クラウディオ・ボルヒ
主審; グスターボ・ブラン ( ベネズエラ )
スタジアム; エスターディオ・ラ・ボンボネーラ ( メキシコシティ )
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