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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

リベルタドーレス出場権の行方を占う一戦。バスコ、痛恨のエンパテ。
第37節 バスコ・ダ・ガマ 1-1 サントス

 ブラジル全国選手権は、11月26日に第37節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われた バスコ・ダ・ガマ×サントス は、両者譲らず引き分けた。リベルタドーレス出場権を狙うバスコにとっては痛恨の結果に終わった。

 試合は、勝利を欲するバスコが立ち上がりに決定機をつくったが、サントスも何度かゴール前に迫り、チャンスメイク。序盤から見応えのある内容になった。試合が動いたのは21分。MFゼ・ホベルト ( ブラジル代表 ) の右コーナーキックをDFドミンゴスが頭で合わせてサントスが先制した。バスコは反撃に出るが度重なる決定機もGKファービオ・コスタのファインセーブに阻まれ続けた。しかし、あきらめずに攻めたバスコの攻撃は39分に実を結ぶ。ペナルティエリア内で放ったMFハモンのシュートは相手の脚に当たって弱々しく転がったが、それを拾ったFWレアンドロ・アマラウがゴール右隅にシュートを決めて 1-1 とした。後半はバスコの優位が続き、バスコは何度も逆転する機会を演出。しかしGKファービオ・コスタの牙城を崩しきれず。サントスも終盤にフリーキックの機会を得たが、MFホドリーゴ・タバタのキックはGKカッシオに止められた。両者ともに次の1点が遠く、試合は 1-1 のまま引き分けた。

 バスコ・ダ・ガマにとっては納得のいかない結果になった。この試合ではバスコが主導権を握り、前後半ともに相手よりも多くのチャンスをつくっていた。しかし、相手守護神の神がかり的なセーブがバスコの勝機を奪った。さらには、PKをとっても不思議でない場面でレオナルド・ガシーバ主審がファウルをとらないシーンが2回ほど生まれた。同主審の不可解なジャッジにヘナット・ガウーショ監督は呆れ顔。ピッチ上の選手も煮え切らない気持ちで試合を進める羽目になり、試合の流れをつかめなかった。勝てばリベルタドーレス出場圏内の4位に大きく近づいたはずのバスコ。勝ち点1では、今の彼らにとっては良薬にもならない。

 対するサントスは先制してからリズムをつかめず、こちらもまた勝機を逸した形となった。勝てば4位以上が確定したのだから、勝ちたかったはずの一戦。しかし前線の2人が相手に押さえ込まれたため、流れの中から決定機をつくることが困難であった。引き分けに終わったサントスは次節、すでに2部降格が決まっている最下位のサンタ・クルスと相見える。勝てば文句なしでリベルタドーレス出場権を獲得するが、引き分け以下に終わるようだと5位パラナーの結果に左右される。

 写真; MFモライス ( バスコ・ダ・ガマ / 左 ) とマッチアップするMFゼ・ホベルト ( サントス / 右 ) 。


ブラジル全国選手権 2006 第37節 (26/11/2006)
バスコ・ダ・ガマ 1-1 サントス
カッシオ GK ファービオ・コスタ
クラウデミール
ファービオ・ブラージ
ドゥガル
ジエーゴ
DF アンドレ・オリベイラ
ドミンゴス
アーバロス
カルリーニョス
イーゴリ
アンドラージ
ハモン
( マジソン )
モライス
( アベージ )
MF ファビーニョ
( アンドレ・ルイス )
クレーベル・サンターナ
ホドリーゴ・タバタ
( エレーノ )
ゼ・ホベルト
ジェアン
( ファービオ・ジュニオール )
レアンドロ・アマラウ
FW ヘイナウド
ウェウリントン・パウリスタ
( ホドリーゴ・チウイ )
レアンドロ・アマラウ 39 ゴール 21 ドミンゴス
ファービオ・ブラージ
アンドラージ
アベージ
イエロー
カード
アンドレ・オリベイラ
アンドレ・ルイス
ホドリーゴ・タバタ
ヘイナウド
ヘナット・ガウーショ 監督 バンデルレイ・ルシェンブルゴ
主審; レオナルド・ガシーバ
スタジアム; エスタジオ・サン・ジャヌアーリオ ( リオ・デ・ジャネイロ )
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