サンパウロ、優勝を目前にして補強を公表。

　ブラジル全国選手権で15年ぶりの優勝を目前に控えている名門サンパウロが、かつてコンサドーレ札幌にも所属していたMFジャジウソン ( ゴイアス ) を獲得することで交渉がほぼ合意に至ったことを明かした。

　現在28歳のジャジウソンは、2002年当時コンサドーレ札幌で活躍。ブラジルに戻ってからはゴイアスで主力として活躍していた。昨年は左サイドをメインにプレイしていたが、MFホドリーゴ・タバタの移籍によって今季はゲームメイカーとしての役割を担っている。上半期はリベルタドーレスでチームのグループリーグ突破にも一役買うなど活躍。そんなジャジウソンのことをサンパウロは以前から狙っていたと言われている。

　まだ今シーズンが終わっていないこともあってか、ジャジウソン本人はこの報道を否定しているが、サンパウロの関係者はラジオ・トランサメーリカの取材に応じた際「ジャジウソンがサンパウロに移籍する確率は99％」と述べている。報道は真実であるようだ。
　昨年からずっとジャジウソンのことを気にかけていたらしいサンパウロ。一説では先のブラジレイロンでサンパウロはジャジウソンの移籍交渉も兼ねて試合に臨んだとも言われている。

　仮にサンパウロにジャジウソンが入るならば、彼は不調のMFダニーロに代わってトップ下を務める可能性が高い。