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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

残り試合全勝が至上命題。勝ったインテル、サンパウロの優勝を阻止。
第35節 インテルナシオナウ 3-0 フォルタレーザ

 ブラジル全国選手権は、11月11〜12日に第35節が行われた。ポルト・アレグレのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われた インテルナシオナウ×フォルタレーザ は、地力の差でインテルナシオナウが快勝。今節でのサンパウロの優勝をとりあえず阻止した。

 試合は、立ち上がりこそ両者ともに決定機をつくったが、時間が経つにつれて主導権はインテルへ。そして、フォルタレーザのカウンターにペナルティエリアの外まで飛び出して身体でボールを止めたGKヘナンの勇敢なプレイが先制点を呼び込んだ。29分、ヘナンの弾いたボールがすぐに前線へつながると、足元でボールを受けたFWイアルレイがドリブルで一人を抜いてペナルティエリア内へ。相手が寄せる前に右足を振り抜き、ゴール左隅にシュートを突き刺した。これで勢いにに乗ったインテルは、MFアレックスの間接フリーキックにDFインジオが頭で合わせて38分に追加点を奪取。後半も自分たちのリズムをキープすると、65分には高い位置でのインターセプトからFWフェルナンドンがくさびになり、最後はMFアレックスが左足を素早く振りぬいてダメ押し。結果、内容ともにインテルの完勝であった。

 インテルナシオナウは、今節の結果次第ではサンパウロの優勝を促す痛恨の"取りこぼし"を前節 ( サントス戦 : 結果は 0-0 ) に犯してしまい、後がない事態に陥っていた。サンパウロの優勝を阻み、奇跡の逆転優勝を狙うためには、残り4試合をすべて勝つことが至上命題。当然この試合も落とすわけにはいかなかった。相手が相手ではあったが、文句なしの勝利で至上命題をひとつクリア。首位の敗北を願う他力本願しかないが、コロラド ( インテルナシオナウの愛称 ) は最終節まで勝利にこだわり続けるに違いない。

 一方、現在勝ち点31で19位と低迷しているフォルタレーザは、この敗戦で2部降格にリーチがかかってしまった。1部残留の最低順位16位のフルミネンセとの勝ち点差は6。翌日の試合で仮にフルミネンセが勝つと、その差は9と大きく開いてしまう。2部降格を免れる可能性はかなり低く、彼らは非情な運命を受け入れるしかなさそうである。

 写真; 38分に2点目を決めて笑顔をみせるDFインジオ ( インテルナシオナウ / 右 ) 。


ブラジル全国選手権 2006 第35節 (11/11/2006)
インテルナシオナウ 3-0 フォルタレーザ
ヘナン GK エジソン・バストス
マイコン
インジオ
ファビアーノ・エウレル
フーベンス・カルドーソ
DF ウェンデウ
デジーニョ
ドゥージ
イバン
エジーニョ
ウェウリントン・モンテイロ
ピンガ
アレックス
( レンテリーア )
MF ハマーリョ
マジーニョ・リーマ
ジョルジ・ムッチ
アンドレ・クーニャ
( バウテル )
イアルレイ
( レオ )
フェルナンドン
( ペルジゴン )
FW ルッシオ
フィナッズィ
イアルレイ 29
インジオ 38
アレックス 65
ゴール
インジオ
エジーニョ
ピンガ
イエロー
カード
アンドレ・クーニャ
ルッシオ
フィナッズィ
アベウ・ブラーガ 監督 ホベルバウ・ダビーノ
主審; ルイス・アントーニオ・ダ・シウバ・サントス
スタジアム; エスタジオ・ベイラ・ヒオ ( ポルト・アレグレ )
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