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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

快勝したアトレチコ・ミネイロ、1年での1部返り咲きに王手!
2部 第35節 アトレチコ・ミネイロ 4-0 サン・ハイムンド

 ブラジル全国選手権の2部は、11月5〜7日に第35節が行われた。ベロ・オリゾンチのミネイロンで行われた アトレチコ・ミネイロ×サン・ハイムンド は、FWガウボンのハットトリックなどで大量リードを奪ったアトレチコ・ミネイロが大勝。これでアトレチコ・ミネイロは早ければ次節にも1部昇格の4位以内を確定させられるところまでこぎつけた。

 試合は、1部昇格に向けてひた走るアトレチコ・ミネイロの独壇場になった。立ち上がりから決定機を何度もつくったアトレチコ・ミネイロは、28分にFWガウボンが右サイドに流れたMFマルシオ・アラウージョのピンポイントクロスに頭で合わせて先制。アトレチコはなおも攻め続けて試合のリズムをつくった。
 後半もアトレチコ・ミネイロのペースは変わらず、67分にMFハファエウ・ミランダがゴール前にあがってシュートを放つとGKフラービオ・メンデスがファンブル。こぼれ球を拾ったFWガウボンが相手をあざ笑うかのようなヒールシュートでゴールに沈めて 2-0 とする。アトレチコ・ミネイロの勢いは止まらず、75分には再びMFマルシオ・アラウージョが攻め上がってシュート。ボールはポストを直撃したが、そのこぼれ球を再びFWガウボンが押し込み、ガウボンはハットトリックを達成した。アトレチコ・ミネイロはさらに1点を加えて余裕の快勝。下馬評通り勝ち点3を獲得した。

 遡ること36年前にブラジル全国選手権の初代王者に輝いたアトレチコ・ミネイロは、名門としてのプライドをシーズンを通して発揮。「我々は1部にいるべきクラブだ」と豪語する名将レビル・クウピ監督の下、チームは一致団結して堅実に勝利を重ねていった。昨年1部にいた頃とは顔ぶれも様変わりしており、MFバウド ( 元名古屋グランパスエイト ) も、FWウェズレイ ( 現サンフレッチェ広島 ) も、FWマルケス ( 現横浜Fマリノス ) もいない。しかしガウボンやアラウージョなど若手の台頭が著しく、厳しいシーズンを乗り越えてきた。残り3試合で1勝すれば1部昇格が決まるところまでこぎつけている。

 ちょうど1年前には屈辱の2部降格を味わい失望に暮れたブラジレイロン初代王者だが、今年は笑える日がすぐそこまできている。次節、4位の座を狙う名門コリチーバとの対決で勝ち点1以上を稼げば、アトレチコの1部昇格が確定する。

 写真; FWガウボンのハットトリックを祝うアトレチコ・ミネイロのイレブン。1部昇格も目前に迫った。


ブラジル全国選手権 2006 第35節 (07/12/2006)
アトレチコ・ミネイロ 4-0 サン・ハイムンド
ジエーゴ GK フラービオ・メンデス
ルイジーニョ・ネット
マルコス
リーマ
チアーゴ・フェウトリ
( アレッサンドロ・サントス )
DF フラービオ・ミネイロ
ホビソン
( マルセリーニョ・パラナー )
ホジェーリオ
ビクトール・ボレッタ
ドリーバ
ハファエウ・ミランダ
マルシオ・アラウージョ
ビルー
( ダニリーニョ )
マルシーニョ
MF ザカリアス
マカエー
ピアー
( ビジーニャ )
ガウボン
( チョー )
マリーニョ
FW ルイス・エンリーキ
デウモ
( ガラーニャ )
ガウボン 28
ガウボン 67
ガウボン 75
マリーニョ 81
ゴール
マルコス イエロー
カード
ホビソン
ドリーバ
ピアー
レビル・クウピ 監督 ホベルト・フォンセカ
主審; ホセ・カウダス・ジ・ソウザ
スタジアム; ミネイロン ( ベロ・オリゾンチ )
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