Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 ジェニーニョの蘇生術で復活したゴイアス、ベルドンを一蹴。
第32節 パウメイラス 1-3 ゴイアス
ブラジル全国選手権は、11月1〜2日に第32節が行われた。サンパウロのエスタジオ・パルケ・アンタルチカで行われた パウメイラス×ゴイアス は、MFダニーロ・ポルトゥガウのゴールなどでゴイアスが快勝した。 試合は、開始早々DFシキーニョが左サイドをドリブルで切り崩してシュートまで持ち込みパウメイラスが大きなチャンスを演出。しかし、ゴイアスはそれからまもなくの6分に、味方のシュートのこぼれ球を拾ったMFダニーロ・ポルトゥガウがミドルレンジから鋭い弾道のシュートを右足で決めて先制した。パウメイラスはその後立て続けにチャンスをつくるがGKホドリーゴ・カラッサの好手などもあってゴールが奪えず。 主導権を握ったゴイアスは後半、56分に右サイドを崩すとDFビットールがゴール前に上がってゴールを決めて2点目。71分に1点を返されるも、88分にはカウンターからFWソウザがGKマルコスをかわして無人のゴールにボールを流し込んでダメ押し。ゴイアスが敵地で貴重な勝ち点3を獲得した。 パウメイラスは、FWマルシーニョ、FWワシントンといった前線の駒が不足。その結果攻め手を欠く厳しい戦いを強いられて敗れた。長い間戦列を離れていたGKマルコス ( 元ブラジル代表 ) も相手の猛攻を止めきれず3失点。復帰戦を良い内容で締められなかった。 強いゴイアスが帰ってきた。昨年チームを3位に導いた名将ジェニーニョ監督が戻ってから徐々に態勢を立て直し、当時降格圏内にあったチームも気がつけば勝ち点を45にまで伸ばすほどにチームを蘇らせた。シーズン終盤にさしかかってここまで回復したことで一部残留の可能性もますます高くなってきた。サポーターも復調に胸をなで下ろしているところであろう。
写真右上; 早い時間帯に先制点を決めたFWダニーロ・ポルトゥガウ ( ゴイアス ) 。
|