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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

マラドーナもブッシュの愛娘たちも満足。大勝したボカ、優勝に王手。
前期 第17節 ボカ・ジュニオールス 4-1 アトレティコ・コロン

 アルゼンチン1部リーグは、11月25〜26日に前期リーグの第17節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×アトレティコ・コロン は、FWパラッシオの2ゴールを含めて計4点を奪ったボカが大勝。2位エストゥディアンテスとの勝ち点差を4として優勝に王手をかけた。

 "天覧試合"と称するには表現不相応ではあるが、英雄ディエゴ・マラドーナ氏に加えてジョージ・ブッシュ大統領 ( USA ) の愛娘バーバラとジェンナの二人も観戦に訪れたこの日。試合は、開始4分にFWパラッシオがゴール前に飛びこみ、シュートは枠外に逸れたが早々に決定機を演出。そして17分、MFネリ・カルドーソのゴールで予想通りボカが先制した。ところが、それから6分後にコロンはMFジョバンニ・エルナンデスがペナルティエリアで倒されてPKを獲得。これをMFエルナンデス自らがゴール左隅に沈めて 1-1 の同点に追いついた。その後はコロンが巻き返すも、スコアは 1-1 のままで終了。勝負の行方は後半に委ねられた。
 ところが後半は一転、ボカのワンサイドゲームになる。51分にサイド攻撃からMFギジェルモ・マリーノが頭で合わせて再びリードを奪ったボカは、その10分後にはFWロドリーゴ・パラシオが右サイドに流れると角度のないところからシュートを突き刺して 3-1 とリードを広げた。攻め手を欠いたコロンは徐々にラフプレイが多発し、73分には危険なプレイに及んだMFヘルマン・リバローラが一発退場。この時点で勝負は決まった。ボカは後半ロスタイムにもFWパラッシオのゴールでダメ押し。終わってみればボカの順当勝ちであった。

 優勝に向けてひた走る首位のボカの戦い方には余裕があった。がむしゃらに攻めの姿勢を見せなかったため見せ場こそ限られていたが、少ないチャンスをことごとくものにして4点を奪取。消極的な相手に助けられた面もあったが、効率のいい試合運びをみせた。観戦に訪れた大物3人をも満足させる4ゴールで、さらに勝ち点を伸ばしたボカ。次節勝てば、2位以下のクラブの結果に関係なくボカの優勝が確定する。ボカが優勝する可能性はきわめて高い。

 写真; 先制ゴールを叩きこみ、ギジェルモ・マリーノ ( 10番 ) に笑顔を振りまきながら指を天にかざすMFネリ・カルドーソ ( 右 ) 。左で飛び跳ねて喜んでいるのはFWロドリーゴ・パラシオ。


アルゼンチン1部リーグ 2006-2007 前期 第17節 (26/11/2006)
ボカ・ジュニオールス 4-1 アトレティコ・コロン
アルド・ボバディージャ GK ラウレアーノ・トンボリーニ
ウーゴ・イバーラ
マティアス・シルベストレ
ダニエル・ディアス
クラウディオ・モレル・ロドリゲス
DF アルシデス・ピッコリ
フェルナンド・アジョーコ
ディエゴ・レイノーソ
ギジェルモ・マリーノ
( パブロ・レデスマ )
ヘスス・ダトロ
( アンドレス・フランソーイア )
フェルナンド・ガーゴ
ネリ・カルドーソ
MF ヘルマン・リバローラ
ディエゴ・バラード
ガストン・エスメラード
( ルーカス・アコスタ )
フレディー・グリサレス
ジョバンニ・エルナンデス
マルティン・パレルモ
ロドリーゴ・パラシオ
( ホナタン・マイダーナ )
FW クラウディオ・エンリア
( マルティン・ブラーボ )
ルーベン・ラミレス
ネリ・カルドーソ 17
ギジェルモ・マリーノ 51
ロドリーゴ・パラシオ 61
ロドリーゴ・パラシオ 93
ゴール 23 ジョバンニ・エルナンデス
ダニエル・ディアス イエロー
カード
ディエゴ・レイノーソ
ガストン・エスメラード
ルーベン・ラミレス
セバスティアン・マイダーナ
フェルナンド・アジョーコ
レッド
カード
ヘルマン・リバローラ
リカルド・ラボルペ 監督 フリオ・セーサル・ファルシオーニ
主審; エクトール・バルダッシ
スタジアム; ラ・ボンボネーラ ( ブエノスアイレス )
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