Seleção Brasileira 〜ブラジル代表〜 オイルマネーの効果? セレソン、格下相手に余裕の快勝。
国際親善試合 クウェート 0-4 ブラジル
ブラジル代表が10月7日に国際親善試合を行った。クウェートのクウェート国立競技場で行われた クウェート×ブラジル は、FWハファエウ・ソービスの先制弾を皮切りに4点を奪ったブラジルが余裕の貫禄勝ちをおさめた。 オイルマネー目当てで予定が組まれたと世間から揶揄されたこの試合は、セレソンの独壇場となった。序盤から速いボール回しで攻めたブラジルは2分に右サイドを上がったMFエラーノのクロスがゴール前でこぼれたところをFWハファエウ・ソービスがシュート。枠外に逸れたがいきなりチャンスをつくったブラジルは16分、前線でボールを持ったFWホビーニョが3人をひきつけてフリーになったFWハファエウ・ソービスにパス。ハファエウ・ソービスがこれをゴール左隅に沈めて先制。相手にボールを与えず、主導権を握ったブラジルは35分にFWホビーニョがドリブルで左から中央に切れ込みシュートを突き刺して2点目を奪った。 後半もブラジルのペースは崩れず、53分にはFWハファエウ・ソービスのヒールパスが左に流れたところを、FWダニエウ・カルバーリョがニアに決めて3点目。トドメは77分、MFカカーが自らのシュートの跳ね返りを拾うと狭いところで相手選手3人を次々に抜いてゴールに沈めた。期待の若手の活躍で、セレソンは危なげなく勝利した。 ブラジル代表は、前回のウェールズ戦から少し違った顔ぶれが参入。ブラジル全国選手権で首位に立つサンパウロからMFミネイロが、絶好調のグレーミオからMFルーカスがそれぞれ呼ばれて試合に出場した。相手が相手だけに絶対的な評価は無意味に近いが、全体的な連携も悪くはなく、少しずつチームとしての形が出来上がりつつあるのは確か。若手への切替がうまくいっているかどうかの判断は、ある程度力のある国と対戦したときに明確になりそうである。
写真右上; 16分に代表初ゴールを決めたFWハファエウ・ソービス ( ブラジル / 左 ) 。
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