Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜 凄まじい決定力に圧巻。コロ・コロ、11-2 のハイスコアで準々決勝進出!
決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg
コロ・コロ 7-2 リーガ・デ・アラフエレンセ コッパ・スダメリカーナは、10月10日にエクアドルとチリ、メキシコで計3試合が行われた。チリは首都サンティアーゴのエスターディオ・モニュメンタルで行われた決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg コロ・コロ×リーガ・デ・アラフエレンセ は、FWウンベルト・スアーソの2ゴールなどで畳みかけたコロ・コロが圧勝。2試合合計 11-2 のハイスコアを以て準々決勝進出を決めた。 試合は、4分にDFアレクシス・サンチェスが右サイドをえぐってあげたクロスをFWウンベルト・スアーソが押し込んでコロ・コロが先制。リーガ・デ・アラフエレンセも10分に前線でボールを受けたFWリカルド・フォンセカがゴールを決めて同点に追いつくが、その80秒後にはFWウンベルト・スアーソがMFサヌエーサのパスをゴールに結びつけて再びリードを奪った。試合は乱打戦の様相を呈し始めた。 17分にはMFアルトゥーロ・ビダルのゴールでコロ・コロが3点目を奪ったが、リーガ・デ・アラフエレンセも34分にFWフォンセカが再びゴールを決めて1点差に詰め寄った。しかし主導権はコロ・コロにあり、前半ロスタイムにはコスタリカ人DFオルメーニョの蹴ったコーナーキックのこぼれ球をMFアルトゥーロ・ビダルが再び押し込んだ。4-2 とコロ・コロの2点リードで前半を折り返した。 後半も攻撃の手を緩めないコロ・コロは、63分にMFへレスのスルーパスに反応したMFアレクシス・サンチェスがゴール前に飛びこんでシュートを決め5点目を得ると、終盤にはさらに2点を追加。一方リーガ・デ・アラフエレンセは退場者2人を出すなど精彩を欠き、試合にならなかった。 1st.Leg を 4-0 で制していたチリ国内きっての名門コロ・コロは、余裕をもって試合をコントロール。立ち上がりの時間に先制すると勢いに乗り、ゴールラッシュでスタンドに詰めかけたファンを何度も喜ばせた。相手の守備力が低かったことを差し引いても、2試合で11点を叩きだしたコロ・コロの決定力は準々決勝で当たる相手に警戒心を与えるはず。ダークホース筆頭と目していいだろう。 その他の試合、メキシコで行われた「パチューカ×デポルテス・トリーマ」は 5-1 で大勝したパチューカが準々決勝に進出。エクアドルの「エル・ナシオナル×トルーカ」では 2-0 で勝ったトルーカがベスト8に駒を進めるなど、メキシコ勢の活躍が目を引く一日になった。
写真; 開始早々2ゴールを決めたFWウンベルト・スアーソ ( コロ・コロ / 左 ) は攻撃の起点としてフル出場。好調ぶりをアピールした。
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