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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

ホドリーゴ・タバタ、1ゴール1アシストでチームの勝利に貢献。
第30節 サントス 2-1 フィゲイレンセ

 ブラジル全国選手権は、10月19日と21〜22日に第30節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×フィゲイレンセ は、MFホドリーゴ・タバタ ( 日系三世 ) の全得点に絡む活躍でサントスが勝利。かろうじて優勝戦線に踏みとどまった。

 試合は、立ち上がりからサントスがボールを支配し、MFゼ・ホベルトを起点に攻撃を組み立てた。14分にはFWウェウリントン・パウリスタのスルーパスからMFゼ・ホベルトがゴールポストをかすめる惜しいシュートで決定機をつくった。そして22分、MFホドリーゴ・タバタが中盤で味方のパスを受けると左サイドにいたMFクレーベルにボールを預けて前線に駆け上がる。ホドリーゴ・タバタの動きを見ていたMFクレーベルは、前線の裏のスペースに正確に制御された浮き球のスルーパスを供給。MFホドリーゴ・タバタがノートラップでシュートを打ち、飛び出したGKアンドレイの股の下を通すゴールでサントスが先制した。
 後半、またもMFホドリーゴ・タバタが魅せた。後半開始直後の47分に前方でボールを受けると、前線の裏のスペースに浮き球の柔らかいパスを供給。裏に抜けたFWウェウリントン・パウリスタが右足ボレーでゴールに沈めて、サントスがリードを2点に広げた。フィゲイレンセは67分にFWシュウェンクのアーリークロスをFWソアーレスがジャンピングボレーシュートでゴールに沈めて1点を返したが、反撃もここまで。サントスが勝利をおさめた。

 試合の主導権を握っていたサントスは最後まで手を抜かず勝利にこだわる内容のサッカーを披露。決めた2点以外にも積極的に攻め、オフサイドをとられたもののさらに2回ゴールネットを揺らせていた。スコア以上に相手を圧倒した勝者の主軸として活躍したのは、25歳のMFホドリーゴ・タバタだった。MFゼ・ホベルト ( 元ブラジル代表 ) の加入以降サブ要員に格下げされていたが、この日ルシェンブルゴ監督はホドリーゴ・タバタをスタメンに抜擢。タバタは監督の期待以上のプレイをみせた。これで勝ち点を52としたサントス。まだ優勝を諦めてはいないはずだ。

 一方のフィゲイレンセも今季はある程度結果を残しており、前節終了時では7位につけている。リベルタドーレス出場権を得られる4位以内を目指している彼らにとっても、この日は勝ちたかった試合。しかし主導権を握れず、チーム内得点王のFWシュウェンク ( 元ベガルタ仙台 ) もこの日は不発。後半の反撃も同点とするには至らなかった。下位チームの取りこぼしの少ない彼らの課題は、上位との試合でいかに勝ち点を稼ぐかにかかっている。

 写真右上; 22分に先制ゴールを決めたMFホドリーゴ・タバタ ( 8番 ) と喜びを分かち合うサントスのイレブン。
 写真左下; 先制点を決めたFWホドリーゴ・タバタ ( サントス ) は、この日1ゴール1アシストと全得点に絡む大活躍でサポーターをうならせた。


ブラジル全国選手権 2006 第30節 (21/10/2006)
サントス 2-1 フィゲイレンセ
フェリッピ GK アンドレイ
フリオ・マンスール
ルイス・アウベルト
ホナウド・ギアーロ
DF フラービオ
ビニシウス
チアーゴ・プラード
エジソン
( アレシャンドリ )
アンドレ・オリベイラ
クレーベル・サンターナ
ゼ・ホベルト
クレーベル
ホドリーゴ・タバタ
( アンドレ・ルイス )
MF ホドリーゴ・ソウト
( エンリーキ )
カルロス・アウベルト
マルキーニョス・パラナー
シッセロ
ウェウリントン・パウリスタ
( ホドリーゴ・チウイ )
ヘイナウド
( ジョナス )
FW ソアーレス
シュウェンク
ホドリーゴ・タバタ 22
ウェウリントン・パウリスタ 47
ゴール 67 ソアーレス
フリオ・マンスール
クレーベル・サンターナ
ゼ・ホベルト
イエロー
カード
マルキーニョス・パラナー
シッセロ
バンデルレイ・ルシェンブルゴ 監督 ワウデマール・レーモス
主審; ワグネール・タルデッリ・アゼベード
スタジアム; ビラ・ベウミーロ ( サントス )
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