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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 またしても貫禄勝ち。サンパウロの勢いは止まらない？
第29節 サンパウロ 5-0 ジュベントゥージ
ブラジル全国選手権は、10月14〜15日に第29節が行われた。サンパウロのモルンビーで行われた サンパウロ×ジュベントゥージ は、効率よく点を重ねたサンパウロが大勝。モルンビーに詰めかけたサポーターにゴールショーをプレゼントした。 試合は、サンパウロがボールを支配。6分にはMFジョズエがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。しかしこのPKを蹴ったGKホジェーリオ・セーニのシュートはクロスバーの上にはずれ、サンパウロは絶好のチャンスを逃した。ジュベントゥージは相手の猛攻をしのいでいたが34分にスパイクの裏を見せてFWアロイージオを削ったDFアントーニオ・カルロス ( 元ASローマ ) が２枚目のイエローカードで退場になった。試合が動いたのは37分、フリーキックをMFダニーロが低い弾道のシュートでゴールに突き刺してサンパウロが先制した。これで勢いにのったサンパウロは、40分にMFジョズエのミドルシュートのこぼれ球にDFイウジーニョが詰めて２点目。前半ロスタイムにはMFソウザのクロスにFWレアンドロが頭で合わせて３点目を奪った。 3-0 で折り返した後半も、サンパウロが終始ボールを支配。ピッチを広く使って相手ゴールに迫ると、78分に右コーナーキックにDFアレックス・シウバが頭で合わせて４点目。87分には再び右コーナーキックでニアに飛びこんだFWアロイージオが頭で流して５点目をゲット。相手に付けいる隙を与えず、サンパウロが大勝した。 サンパウロは現在の好調ぶりをアピールするかのように、力の差をみせつけて勝利をおさめた。チーム全体が統率されており、ムリシ・ハマーリョの戦術も根深く浸透。セットプレイをゴールに結びつける決定力に至っては国内随一のものがある。さらに勝ち点を伸ばしたサンパウロの首位独走状態は、このままリーグ終盤まで続くかもしれない。 一方ジュベントゥージは立ち上がりから攻め込まれていたが、序盤は運も味方して失点を防いでいた。しかし、イタリアで"ザーゴ"と呼ばれていたDFアントーニオ・カルロスが退場。キャプテンを失ったチームの最終ラインは一気に統率が崩れてしまった。相手が悪かったと言えなくもないが、５失点の大敗は次節以降にダメージとなって残ってしまうかもしれない。 写真； 37分に先制ゴールを決めたMFダニーロ ( 左 ) はGKホジェーリオ・セーニ ( サンパウロ / 右 ) に抱きついて喜ぶ。
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