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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

頼れるベテランがそれぞれゴール。ベルドンがフラメンゴを下す。
第28節 パウメイラス 3-1 フラメンゴ

 ブラジル全国選手権は、10月7〜8日に第28節が行われた。サンパウロのエスタジオ・パルケ・アンタルチカで行われた パウメイラス×フラメンゴ は、エジムンドやパウロ・バイエルらベテランの活躍でパウメイラスが快勝。若手主体のフラメンゴに経験値の差をみせつけた。

 試合は、開始早々パウメイラスがフリーキックで相手ゴールを脅かせばフラメンゴもFWオビーナのシュートで応戦。序盤から熱い攻防が繰り広げられた。試合は早々に動いた。12分、中盤でMFマルシーニョがワンタッチで左サイドに流したボールにDFマイコンが抜け出し、ゴール前までドリブルしてシュート。GKブルーノが弾いたこぼれ球にMFマルシーニョが詰めてパウメイラスが先制した。その後は両者ともに攻め合って複数のチャンスをつくるがゴールは決まらず、1-0 で折り返した。
 後半、パウメイラスが攻勢に出る。まずDFパウロ・バイエルが強烈なミドルシュートを放つと、速攻からFWエジムンドやMFジュニーニョ・パウリスタも果敢に攻撃参加。フラメンゴはカウンターからMFヘナット・アウグストが決定的なチャンスをつくったがシュートは枠の外へ逸れた。緊迫した試合が再び動いたのは75分、DFマイコンの蹴った左コーナーキックをFWエジムンドが右足アウトサイドで合わせて追加点を奪うと、82分にはFWエジムンドが左サイドからドリブルで3人を抜いて折り返したボールを、ファーサイドを駆け上がったDFパウロ・バイエルがシュート。左足から放たれたボールはGKブルーノの脇をすり抜けてゴールマウスに吸い込まれた。
 フラメンゴは89分にFWオビーナがGKジエーゴ・カバリエーリをかわして1点を返したが時すでに遅し。パウメイラスが勝利をおさめた。

 チッチ監督の辞任でチーム内に不和が流れかけたパウメイラスだったが、マルセーロ・ビラル監督代行が正式に監督として就任してごたごたが落ち着いた。これが直接チームに影響したかは定かでないが、この試合ではチーム全体がバランスよく動けていた。目の上のたんこぶでもあったフラメンゴを破っての13位浮上でチームは勢いづくか。鍵を握るのは、エジムンドやマルシーニョ、ジュニーニョ・パウリスタといったベテラン選手だ。

 対するフラメンゴは、FWルイゾンを欠いたため前節のクラシコで大勝した3トップを組めず、4-4-2 で望んだが機能していなかった。内容ではある程度互角に渡り合ってはいたが、前半決まったかに思われたMFヘナットのゴールはオフサイドをとられるなど、ツキもなかった。一時は浮上したかに思われたチームも連勝とはいかず、降格圏内突入に怯える日々はまだ続きそうである。

 写真; 先制ゴールを決めたMFマルシーニョ ( パウメイラス / 右 ) の肩を組んでガッツポーズをみせるFWエジムンド ( パウメイラス / 左 ) 。


ブラジル全国選手権 2006 第28節 (08/10/2006)
パウメイラス 3-1 フラメンゴ
ジエーゴ・カバリエーリ GK ブルーノ
パウロ・バイエル
アウセウ
ネン
マイコン
( アマラウ )
DF レオナルド・モウラ
ヘナット・シウバ
ホドリーゴ・アーホス
フアン
フランシス
マルシーニョ・ゲヘイロ
ジュニーニョ・パウリスタ
( ウィリアン )
マルシーニョ
( ホージェル・シウバ )
MF パウリーニョ
トロー
( レオ・メデイロス )
ヘナット・アウグスト
ヘナット
エジムンド
マルセーロ・コスタ
FW サービオ
オビーナ
マルシーニョ 12
エジムンド 75
パウロ・バイエル 82
ゴール 89 オビーナ
パウロ・バイエル
マルシーニョ
イエロー
カード
パウリーニョ
サービオ
オビーナ
マルセーロ・ビラル 監督 ネイ・フランコ
主審; アリッシオ・ペーナ・ジュニオール
スタジアム; エスタジオ・パルケ・アンタルチカ ( サンパウロ )
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