今年の12月にフラメンゴの新会長選挙が行われるが、それに先だって会長候補に名乗りを上げているマルシオ・ブラーガ氏が仰天発言で世間をにぎわせた。

　コッパ・ド・ブラジルの優勝によってすでに2007年リベルタドーレスの出場権を手にしているフラメンゴは、ブラジレイロンでの１部残留を目標に現在奮闘中だが、今季をうまく乗り切ればスダメリカーナの出場権を得る順位につけることも現時点では十分可能な位置にいる。そんなフラメンゴにとって年末年始の補強は急務である。

　新会長就任に意欲満々のマルシオ・ブラーガ氏は「私が会長に就任した暁には大型補強を敢行することをサポーターのみなさんに約束する。私が狙う補強選手は、FWホナウドとMFファン・ロマン・リケルメの２人だ」と発言。これにマスコミが食いつき、同氏の発言は瞬く間に世間に広がった。
　だが依然として深刻な財政難に苦しんでいるフラメンゴ。ホナウドとリケルメを獲得するだけの資金はどこにあるのか。同氏の発言は選挙で当選するためのリップサービスであるとするのが、専門家の見解ではある。

　数年間国際大会の舞台から姿を消していた名門の復活を願うサポーターのためにもさらなる補強が計画されているとは以前から報じられていたが、マルシオ・ブラーガ氏の発言は会長選挙にどのような影響を及ぼすか。