レアル・マドリーで活躍中のDFシシーニョ ( ブラジル代表 ) が、先のリーガ・エスパニョーラでの試合中に右膝の十時靱帯を断裂。全治６週間という診断結果が出たため、年内の戦線復帰はほぼ絶望となった。

　シシーニョは、2003〜2004年にアトレチコ・ミネイロでブレイク。フラメンゴ、フルミネンセ、サントスなどとの争奪戦を制したサンパウロが、DFグスターボ・ネーリの後釜として2004年にシシーニョを獲得。すると、シシーニョはサンパウロの右サイドの地位を不動のものとし、コッパ・リベルタドーレス優勝やサンパウロ州選手権の優勝にも貢献した。2005年にはコンフェデレーションズ・カップでブラジル代表に選出されると、得意のオーバーラップで数々の見せ場をつくり、同年の世界クラブ選手権優勝を以てレアル・マドリー ( スペイン ) に移籍した。
　そのシシーニョの離脱に頭を痛めているのは、レアル・マドリーだけではない。ドゥンガ率いるセレソンにとっても大きな痛手である。

　そのシシーニョは9月26日にマドリー市内のルーベル国際病院で膝の手術を行い、術後の経過は良好と報じられている。全治６ヶ月と診断されたシシーニョはひどく落ち込んだそうだが、ファンから多くのメッセージをもらったことで今は元気を取り戻していると報じられている。リハビリの開始は、早くて10月中旬になる見通しだ。