Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 絶対に譲れないポールポジション。ボカ、快勝で首位堅守。
前期 第11節 ボカ・ジュニオールス 3-1 ニューウェルス
アルゼンチン1部リーグは、10月14〜15日に前期リーグの第11節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×ニューウェルス は、FWギジェルモ・バロシュケロットのゴールなどでボカが快勝した。 試合は、開始早々MFフェルナンド・ガーゴがゴール前に飛びだしてシュートを放つ。GKビージャルの左手に弾かれたが、ボカはいきなり決定機をつくると試合のリズムをつかんだ。しかしニューウェルスも素早い攻めで対抗し、もっか得点王のFWオスカル・カルドーソのシュートなどで先制点を狙いにいった。ところが31分にDFウーゴ・イバーラを背後から激しく削ったMFディエーゴ・ガビランが2枚目のイエローカードで退場になると、その2分後にボカが先制。33分、浮き球のパスを胸でトラップしたFWギジェルモ・バロシュケロットが右足を振り抜いてゴールネットを揺らせた。だが、ギジェルモは44分にレッドカードを提示されて退場処分に。10人対10人で後半に突入した。 人数の少ない状態で迎えた後半は試合も落ち着いたが、主導権は依然ボカにあった。次の1点を決めたのはボカ。77分、MFフェルナンド・ガーゴの間接フリーキックがルーズボールになったところをDFダニエル・ディアスがミドルレンジからゴールに突き刺すと、85分にはFWパラッシオとの連携からMFニコラス・ベルトーロもゴールを決めて勝利を呼び込んだ。ニューウェルスは86分にFWオスカル・カルドーソのゴールで一矢を報いるが反撃はそれだけだった。 ボカ・ジュニオールスは、スーペルクラシコで敗れ、スダメリカーナでもPK戦の末散るなど悪いことが続いていたが、この日の勝利で嫌な流れを払拭した。だがパレルモ不在の中、次節はギジェルモ・バロシュケロットも出場停止で欠く。前線が人手不足の状態で迎える次節の相手は好調ラシン。首位の座を守ってはいるが油断はできない状況。次節がボカにとって正念場になる。 一方ニューウェルスは、早い時間帯にMFガビランを失ってしまい試合にならなかった。得点ランクトップのFWオスカル・カルドーソは1ゴールを奪ったが、彼一人に頼った攻撃ではボカに勝つのは困難である。ここ数試合でスランプに陥っている相方のFWサンティアーゴ・サルセード ( 元FC東京 ) の復調と奮起が待たれるところだ。 写真; FWギジェルモ・バロシュケロット ( ボカ・ジュニオールス ) は44分に退場処分になったが、先制のゴールを決めてチームの勝利には貢献した。
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