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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン１部リーグ〜 アペルトゥーラの灯を消すな。エル・スーペルクラシコはリーベルが快勝。
前期 第10節 リーベル・プレート 3-1 ボカ・ジュニオールス
アルゼンチン１部リーグは、10月6〜8日に前期リーグの第10節が行われた。ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた「エル・スーペルクラシコ」 リーベル・プレート×ボカ・ジュニオールス は、FWゴンサーロ・イグアインの２ゴールなどでリーベルが快勝。首位ボカとの勝ち点差１に縮めた。 試合は、9分にDFホセ・マリア・カルボと激しく衝突したDFフェデリコ・ドミンゲスが右太ももを痛めて負傷退場。若手のDFマティアス・アベライレスの投入を余儀なくされたリーベルに嫌な空気が流れた。ボカは細かいパスワークで相手陣内に攻め込み、FWパレルモやDFホセ・マリア・カルボらが積極的にシュート。相手ゴールを脅かしていく。最初に試合が動いたのは30分。MFフェルナンド・ベジュッチのクロスをMFビクトール・サパータが落として最後はFWゴンサーロ・イグアインが押し込み、リーベルが先制した。 しかしボカはすぐさま同点に追いつく。32分、MFフェルナンド・ガーゴのスルーパスをもらって右サイドに流れたFWロドリーゴ・パラシオがクロスをあげると、これがそのままゴールに吸い込まれた。前半はボカが多くのチャンスを作ったが、1-1 の同点で試合が終わった。 ところが、後半は一転してリーベルが自分たちのリズムで試合をコントロール。47分にMFフェルナンド・ベジュッチがシュートを放つと、一気に畳みかけた。そして54分、フリーキックを得たリーベルはDFクリスティアン・ナスーティが素早いリスタートで前線に出したボールをFWイグアインが角度のないところからゴールを決めて再びリードを奪うと、69分にはFWエルネスト・ファリアスが得意の左足でゴールネットを揺らせて３点目をゲット。ボカは75分にDFマティアス・シルベストレが２枚目のイエローカードをもらって退場し、勝機を逃した。 リーベル・プレートには今週ちょっとした混乱があった。愛娘が学校でいじめに遭っていることを理由にFWオルテガ ( 元アルゼンチン代表 ) が火曜日からのチーム練習にまったく顔を出さなかった。パサレラ監督はやむをえずオルテガ抜きの新しい布陣を大一番で採用。しかしサパータとベジュッチを２列目に配した采配は的中。コンディションの戻ったFWファリアスも復活のゴールを決めるなど、チームに最高の結果をもたらした。負ければボカの独走を許すところだったリーベル。前期リーグ ( アペルトゥーラ ) の灯は、まだ消すわけにはいかない。 一方ボカ・ジュニオールスは先制された直後に追いつき、勢いに乗った前半のうちにもう１点奪っておきたかった。だが逆転できずにハーフタイムを迎えてしまったことで、試合の流れをつかみそこねてしまった。就任後失速気味のチームにおいて真っ先に批判の的となっているラボルペ監督は試合後「内容では負けていなかった」と豪語したが、ボカの最終ラインが相手に崩されていたのは否めず、同監督への風当たりが厳しくなりそうだ。次節は勝って首位の座を守らなければならない。 写真； 大一番で２ゴール。監督の期待にしっかり応えたFWゴンサーロ・イグアイン ( リーベル・プレート / 中央 ) は、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
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