先のスーペルクラシコで２点を決めたFWゴンサーロ・イグアイン ( リーベル・プレート ) にＡ代表入りの噂が浮上しはじめている。

　現在18歳のゴンサーロ・イグアインはれっきとしたアルゼンチン人だが、両親の海外旅行中にフランスで生まれたという逸話があり、父ホルヘ・イグアイン氏の話によればゴンサーロにはフランスの市民権を得る権利があるという。「ゴンサーロは理屈上ではフランス代表の一員になることも可能」と父は語るが、フランス語を話せないイグアインがフランス代表に入る可能性はきわめて低い。
　イグアインは2005年9月に U-17 アルゼンチン代表に招集された過去があるが公式戦に出場した記録はなく、Ａ代表に招集されたことはまだ一度もない。

　絶対に負けられないボカ戦で２ゴールを叩き出したイグアインに対して周囲の評価はうなぎのぼり。リーベルのホセ・マリア・アギラル会長は「素晴らしい才能の持ち主。得点嗅覚に脱帽だ」とイグアインを絶賛。またダニエル・パサレラ監督はＡ代表にイグアインを推薦すべく AFA ( アルゼンチンサッカー協会 ) と連絡をとっているとも報じられている。
　この件についてイグアイン本人は「AFA からは何の連絡も受けてないよ」と述べたが、代表に入りたいという強い気持ちがあることは認めた。

　「 "セレステ・イ・ブランコ ( アルゼンチン代表の愛称 ) " は小さい頃からの憧れ。ぼくが一番好きだった選手はマラドーナで、彼みたいになりたいって思いながら頑張ってきたんだ。もちろんマラドーナには到底及ばないけど、マラドーナも着ていたアルゼンチン代表のユニフォームをぼくも着てみたいな。Ａ代表はデランテーロ ( FW ) の層が厚いから相当頑張らないと呼ばれないと思うけど、代表に呼ばれるように今後も頑張っていきたい」